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「わかったからなに」
「へ」
「俺、まだお前で遊んでたいんだけど」
耳元に愛を注ぎ込む。大事な大事な愛が溢れたしまわぬように蓋をして。溺れるような言葉を囁いた。
「撫でてるだけなのにね。もう弱くなっちゃうんだ」
「ダメダメじゃん」
「雑魚、ざぁこ」
「ね。今からこれ以上もするかもしれないんだよ。……お前、ちゃんと今のまま保ってられる……？」
「あはは、……んー？ 無理そうだね」
彼女に喋る隙を与えないようにしてどんどん追い詰めて行けば、段々と瞬きが少なくなり、呼吸の感覚が短くなっていく。
『追い詰められている』を全身で表現するのが上手い彼女は日に日に戻れないところまで足を突っ込んで行ってしまっているようだ。
「……かわいいね」
「っっ」
すぐ身体がへろんへろんになっちゃって、力が入らなくなっちゃうんだから、弱くて可愛い。こんな彼女が裏の人格では屈強な男にも負けないだなんて絶対に嘘だろと毎回思ってしまう。
遊びはここまでにして、まだ入口しか楽しんでいないのでスっと身を引く。
「疲れてるでしょ？ お前。荷物適当に置きな」
「うっ、……うん」
もう危機感を忘れたのか一度呼吸を整えると通常状態に戻る彼女。全く、隙の多い子だ。
野良なら襲われて喰われそう。
絶対させないけど。
「わぁっ、……ばぁうくん、見て……！」
「は？ なに？」
「バーンって。空に花が咲いてる……っ」
「花？ ……花なんて、空に咲くわけないでしょ」
「でも見てよ……！ 凄くきれいだよ」
荷物をその辺に置いた後。窓際の方へと走っていく彼女。
言っている意味がよく分からないが彼女が何かを見て興奮していることは何となく伝わった。
全く、脳内お花畑も大概にして欲しい。
こんな真っ暗闇の空に花なんて咲くわけがないだろ。せいぜい見えて月か星くらいだ。
それにここは明かりが多いから見えるわけが……。
「────！」
夜空に向かって音を立て、ヒュ〜と上がるヒバナ。その美しい花は一瞬しか咲きずに消えてしまう、なんとも儚い花だった。
キラキラ。
火が飛び散るだけの花。見るのは初めてだった。
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える - ていう心境です (4月30日 17時) (
レス) id: bc7069de6d (このIDを非表示/違反報告)
える - え、え？え…？えええええええ！？！？ (4月30日 17時) (レス) id: bc7069de6d (このIDを非表示/違反報告)
Stellar(プロフ) - えるさん» わ。ありがとうございます、姫🥰 いっぱい楽しみますわ🥰 (4月19日 12時) (レス) id: 5845111e18 (このIDを非表示/違反報告)
える - LIVE参戦おめでとうございます！私も名古屋公演に参戦しましたが、ほんっとうに最高すぎたので、全力で楽しんできてください！ 行ってらっしゃいませ、姫 (4月18日 16時) (レス) @page41 id: bc7069de6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Stellar | 作成日時：2024年3月7日 23時
