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それこそ、文字の読み書きだったりテーブルマナーだったり、媚の売り方だったり。銃の使い方だったり。
あの方に生きていく術をいくつも教わってきた。
時々スパルタだったけど。でも出来ると自分のことのように喜んで褒めてくれた。優しい方だ。
愛情なんてもの持って生まれなかった俺を抱きしめて頭を撫でてクイーンは何度も言ってくれた。
『あなたは、人の為に力を発揮できる子だから』
『すごい子なのよ』
『思いやりがあって、強いあなたは選ばれた人間なの』
『だから、あなたのモノを奪う人や壊す人はめちゃくちゃにしていいのよ』
優しく。優しく教わったその言葉。
俺の全てを肯定してくれるその有難い言葉に、俺はこの方に生涯ついて行こうと思った。懐かしい記憶だ。
「ん……、」
記憶ばかりに意識を向けていたが、彼女の艶やかな反応で意識を現実へと呼び戻す。
そうだ。今は綴りを教えているところだった。
「……S、U、……」
「っ、」
何かを教えるというのは気分がいいということはハニーから教わった。自分よりもできない子に優しく教える。上手く覚えても、下手で失敗しても、どちらも愛苦しく思ってしまう。あの時のクイーンも同じ感情だっただろうか。
「ぁ、の。ば、うくん」
「I」
「ッ」
爪先で撫でるように滑らせるからか、くすぐったくて身を捩らせる彼女。
授業に集中出来てない、出来の悪い生徒だ。
そんないけない彼女もかわいい。かわいい。
可愛いから、もっともっといじめたくなっちゃう。おかしいな。クイーンからは『大事なものは守るもの』だと教わったはずなのに。
たまに、そう。
極稀に、……それを壊してみたいと思っちゃうんだ。
これは、クイーンも教えてくれなかった感情だな……。
一度、……限界まで壊してみたら。
どうなるんだろう。
「T、……E、って書くんだよ」
「ん、へ、へぇ……そう、なんだ」
「一揃いとか、続きの間とか言う意味があるんだってさ」
「ん、……うん、わかっ、た」
「えー？ 本当に？」
「わかった、……っ、わかった」
すりすり。
撫でて弱くなる彼女をもっといじめたい。
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える - ていう心境です (4月30日 17時) (
レス) id: bc7069de6d (このIDを非表示/違反報告)
える - え、え？え…？えええええええ！？！？ (4月30日 17時) (レス) id: bc7069de6d (このIDを非表示/違反報告)
Stellar(プロフ) - えるさん» わ。ありがとうございます、姫🥰 いっぱい楽しみますわ🥰 (4月19日 12時) (レス) id: 5845111e18 (このIDを非表示/違反報告)
える - LIVE参戦おめでとうございます！私も名古屋公演に参戦しましたが、ほんっとうに最高すぎたので、全力で楽しんできてください！ 行ってらっしゃいませ、姫 (4月18日 16時) (レス) @page41 id: bc7069de6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Stellar | 作成日時：2024年3月7日 23時
