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「……、ばぁうくん……？」
「わかった。降参」
ちゅっ、とようやく彼女にキスをして見つめ合う。惚れた弱みなのか、「ばぁうくんが教えてくれた」と言ってくれたからなのかは分からないが仕方ないが折れてあげる。
仕事を辞めなくてもいいとわかった彼女は露骨に喜んだ。
「わっ、……ホントに？」
「なに。ダメって言われたいの」
「う、ううん……！ そうじゃないよ……！
ありがとう、ばぁうくん」
あーあ。嬉しそうにしちゃって。
花が好きな子だからきっとそんな面でもこの仕事は続けていたかったのだろう。今回だけ願いを叶えてあげることにした。
「でも土曜日までは休み取って、お前」
「土曜日まで……？ え、どうして？」
「……、俺休みになったから。その日まで一緒に過ごしたいんだけど」
そう伝えればぱぁっと花が咲いたように笑うハニー。
世界中のどの花よりもきっと美しく綺麗に咲いただろう。
「土曜日まで……っ？ ばぁうくんと一緒にいられるの？」
「そう。ずっと。
ここのホテルも今日取ってあるから」
俺がじゃなくてクイーンが。だけど。
でもそう伝えるとますます嬉しそうな顔をする。
この笑顔を守れるなら、俺はなんだって差し出すよ。
「ふふっ、ぅわ……どうしよ、幸せすぎて夢じゃない、よね、」
「夢なわけないでしょ。夢なんかにしないでよ」
観覧車のてっぺんで再びキスをする。
ジンクスによれば観覧車のてっぺんでキスをすると幸せになれる。だなんて言い伝えがあるがそんなのに頼らなくても十分今が幸せだった。
「……うん、……うん、そう、だよね」
「そうだよ。俺がいるのに夢で叶えるなんて絶対許さないから」
どんな空想でも妄想でも俺が叶えてあげるんだから。
「うん。……あ、それなら店長にお休みするって伝えないと」
「は？ なにそれ、そんなのも伝えんの？」
「困らせちゃうから」
そんなワードを聞くと再び同じ会話を繰り返してしまいそうだ。
無理矢理理解して彼女と店長の電話を許可した。
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える - ていう心境です (4月30日 17時) (
レス) id: bc7069de6d (このIDを非表示/違反報告)
える - え、え？え…？えええええええ！？！？ (4月30日 17時) (レス) id: bc7069de6d (このIDを非表示/違反報告)
Stellar(プロフ) - えるさん» わ。ありがとうございます、姫🥰 いっぱい楽しみますわ🥰 (4月19日 12時) (レス) id: 5845111e18 (このIDを非表示/違反報告)
える - LIVE参戦おめでとうございます！私も名古屋公演に参戦しましたが、ほんっとうに最高すぎたので、全力で楽しんできてください！ 行ってらっしゃいませ、姫 (4月18日 16時) (レス) @page41 id: bc7069de6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Stellar | 作成日時：2024年3月7日 23時
