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遠くから見ている俺らに向かってまでファンサービスをする奴。完全にハニーを見つめて手を振るソイツに虫唾が走る。
「へっ、気取ってやんの」
「わぁ……」
「ちょ。何ハニーも手振ってんの。ありえないんだけど」
「あ、ごめんなさい。かっこよくて……」
「は？」
俺以外にかっこいいとか言ってんじゃねぇーぞ。
頭かち割るぞ。
品のある苦労も知らないおぼっちゃまって感じのアレの何がいいのか全くもって分からない。
「アレ、ほとんど顔見してねーじゃん。
あんな正体わかんないようなやつがいいわけ？ センスねぇー……」
「？ 髪が赤かったから、ばぁうくんも似合うんだろうなと思っただけだよ」
「！」
「……あの人自体には、そんなに……」
俺とステージに立ったアイツとを重ねて見ているだなんて思ってもいなかった。というか、普通ならあぁいういかにも王子様的な方が好きなんじゃないの。
……まあ、嬉しいけど。
「パレードってすごくキラキラしてるんだね！」
「そうだね」
エデンの園をイメージしているみたいな演出。
『今宵は俺だけのイヴを迎えに行く』
だなんて歯の浮くようなセリフを言っているからきっとそうなのだろう。
18時。時計の針が上下真反対にある時、とある林檎が落ちて来て、禁断の恋に触れてしまう。
大まかに言えばそんなストーリーだった。
「ふぁ……」
出来すぎたその話に欠伸が出てしまう。
正直何がいいのかもわかんないし、群がっているのは女共ばっかだし。
「……りんご、……景品で貰ったりんごジュースもアダムとイヴの贈り物だったのかな？」
「なに言ってんの」
本当にたまに突拍子も無いことを言い出すからびっくりしてしまう。
案外夢見がちな所もあるんだな、ハニーって。
「もし贈り物だったら追放されちゃうね」
「……、」
禁断の果実を口にしたアダムとイヴは楽園から追放されてしまう。
俺の禁断がファミリーを、クイーンを裏切ることだとしたらきっと同じように追放されてしまうのだろう。
その時、お前と……。
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える - ていう心境です (4月30日 17時) (
レス) id: bc7069de6d (このIDを非表示/違反報告)
える - え、え？え…？えええええええ！？！？ (4月30日 17時) (レス) id: bc7069de6d (このIDを非表示/違反報告)
Stellar(プロフ) - えるさん» わ。ありがとうございます、姫🥰 いっぱい楽しみますわ🥰 (4月19日 12時) (レス) id: 5845111e18 (このIDを非表示/違反報告)
える - LIVE参戦おめでとうございます！私も名古屋公演に参戦しましたが、ほんっとうに最高すぎたので、全力で楽しんできてください！ 行ってらっしゃいませ、姫 (4月18日 16時) (レス) @page41 id: bc7069de6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Stellar | 作成日時：2024年3月7日 23時
