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「……、…………、」
まじまじと自分の手のひらを見つめて不思議そうにする彼女。その横顔になんと声をかければいいのか分からなかった。
「ほら。お嬢ちゃん。景品だよ」
「わっ。ありがとうございます」
「にしても上手いね。アンタ。
1発で当てちゃうなんて、大したもんだ」
「えへへ」
「隣の兄ちゃんも、負けてらんないな」
「は？ 負けないし。てか俺が勝つし」
そう言いながらスっと銃を構えて目の前にある瓶のコーラを狙う。ぬいぐるみよりも重たいそれは軽いコルクでは倒しにくいが、先端の方を狙えばなんてことない。
「わっ、すごい！ 1発で倒しちゃった……！」
「おいおい、マジかよ」
本気で12個景品を持っていかれると心配し始めた店主は少し引きつった笑顔になる。
そんな顔に気づかないハニーは夢中で射的を楽しみ、俺も欲しいものだけ撃ち抜いた。
✦
「ふふっ。シャテキ楽しかったぁ」
「ね。お前景品たくさんじゃん」
「うん。ぬいぐるみと、お菓子と、……化粧品、アップルジュースと、」
手で持ちきれないからと紙袋に入れて貰ったがその時の店主の顔と言ったら哀れなものだった。一気に12個の景品が無くなったあの店、閉店まで持つのだろうか。
少々心配だが関係の無いこと。
「私、銃の才能あったのかなぁ……？」
「どうだろうね」
才能はあると思う。
センスも、十分だ。
けれど彼女の場合心が追いついていない。
勝手に動き、身体を乗っ取られているような感覚なのだ。
「……、」
長時間その状態だと、いつか本当の彼女が居なくなってしまう。
そうなる前に。早く治し方を見つけなければならない。
なんとしてでも。
「ばぁうくんもすごく上手だったよね。
なんか……普段からしてるみたいに慣れてたって、いうか……」
「慣れるわけないでしょ。
俺、天才だから1回目でなんでもできちゃうの」
嘘だ。拳銃はいつも使っているからだし、目が悪いせいで初めは何も分からず苦労してしまった。
銃だとまひとの方が上手いしな。
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える - ていう心境です (4月30日 17時) (
レス) id: bc7069de6d (このIDを非表示/違反報告)
える - え、え？え…？えええええええ！？！？ (4月30日 17時) (レス) id: bc7069de6d (このIDを非表示/違反報告)
Stellar(プロフ) - えるさん» わ。ありがとうございます、姫🥰 いっぱい楽しみますわ🥰 (4月19日 12時) (レス) id: 5845111e18 (このIDを非表示/違反報告)
える - LIVE参戦おめでとうございます！私も名古屋公演に参戦しましたが、ほんっとうに最高すぎたので、全力で楽しんできてください！ 行ってらっしゃいませ、姫 (4月18日 16時) (レス) @page41 id: bc7069de6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Stellar | 作成日時：2024年3月7日 23時
