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案外人の多いその場所で手を繋いで2人で歩く。
俺もそんなに来たことがないその場所でどう楽しめばいいのか分からなかった。
「しゃ、……てき」
「え」
「ばぁうくん。あれ、……あれとっても楽しそう」
時計台の方へと向かう途中でハニーが指さしたのはオモチャの銃で景品を狙い落とすという物。
「……やってく？」
「え！ いいの？？」
「まあ、せっかく来たし」
あの手のゲームなら簡単にクリア出来るだろう。
まあ。ナイフ飛ばす方が俺は得意なんだけど。
「やあ、やってくかい？」
「1回だけ。……お前は？」
「私もっ、1回だけ……！」
「はいよ。1回6発分ね」
そう言われてもらったコルクの弾。
弾丸が大きい分当たる面積は広くなる。
これならすぐに落とせそうだ。
「どれ狙ってんの？」
「あの、うさぎのぬいぐるみ」
「ひとつでいいわけ？ 12個選べるけど」
「おいおい。そんなに簡単じゃあねえぞ？」
「案外難しいんだぜ」なんて言う店主。
「そりゃあ悪かった」と色んな意味を込めて謝る。
最初に構えたのはハニーの方だった。
「ぬいぐるみ……。ぬいぐるみ……」
静かにそう呟きながら標的を定める。
スっと息を飲んで撃つ姿はやはりプロ顔負けだ。
「はっ、……堕ちろ」
低く、小さく呟いたそれは俺にしか聞こえない。背筋が凍りつく程の殺意が声に宿っていた。
パコン、と可愛らしい音を鳴らして見事ぬいぐるみに当たり、ハニーの命令通り床へと落ちる。
「わぁいっ。ばぁうくん。ばぁうくん見てた？？」
キラキラと輝く声に「見てたよ」と言えば「出来ちゃった！」なんて自分でも驚いたように喜ぶ彼女。
……やはりまだ彼女は完全には治っていないらしい。
一時的に。彼女の暴走を押さえるためにしゆんが作った首元のチョーカー。ストレスと興奮を制御するそのチョーカーはある一定数までは彼女を守ってくれるがそれを超えると別の人格が現れてしまう。
「でも、……なんで出来たんだろう。
……はじめての、はずなのに」
その人格を彼女自身は知らない。
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える - ていう心境です (4月30日 17時) (
レス) id: bc7069de6d (このIDを非表示/違反報告)
える - え、え？え…？えええええええ！？！？ (4月30日 17時) (レス) id: bc7069de6d (このIDを非表示/違反報告)
Stellar(プロフ) - えるさん» わ。ありがとうございます、姫🥰 いっぱい楽しみますわ🥰 (4月19日 12時) (レス) id: 5845111e18 (このIDを非表示/違反報告)
える - LIVE参戦おめでとうございます！私も名古屋公演に参戦しましたが、ほんっとうに最高すぎたので、全力で楽しんできてください！ 行ってらっしゃいませ、姫 (4月18日 16時) (レス) @page41 id: bc7069de6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Stellar | 作成日時：2024年3月7日 23時
