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「ありがとう」と更に花が咲いたように微笑むハニー。
物なんかよりも言葉で笑顔を咲かせる彼女はどこの誰よりも1番綺麗だった。
どこかに、隠しておきたいくらい。
「本当に綺麗だよ」
「う、うん。ありがとう……？」
大切なものは隠しておかなきゃ誰かに盗まれてしまうから。
だから大事な場所に隠しておきたかった。
「お花、飾るね」
「いーよ、別に。……その辺に置いとけば」
「でも。ばぁうくんからもらったものだから。長く傍に居たいなって」
「…………。俺よりもその花傍にいるのムカつく。
今すぐ毟りたいんだけど」
「だ、だめだよ。……手怪我しちゃうよ」
そこじゃないだろ。
心配するところは。
花よりも俺の事を気にかけるなんて馬鹿な女だ。
俺はファミリーの中で主に相手の身体に負荷をかけて罪や罰を吐かせるような仕事。ハイエナと言って汚れ仕事を引き受ける俺に今更怪我のひとつやふたつ、大したことないのに。
「大事な手なんだから」
「……、そだね、」
昔、与えられたことがなくその優しさに裏があるんじゃないかと酷く疑っていたことがあったが、ハニーやクイーン。仲間のおかげで無償の愛というものを知った。
「こっちの紙は……、」
「あー……チケットね」
「チケット……？ 何をするものなの？」
「は？ え、……んと……」
俺もそこそこ世間知らず常識知らずの人間だが、ハニーもなかなかな世間知らずだ。チケットの説明をどうするか悩みながら、彼女に分かりやすく伝えてみる。
「……それ持ってる人だけ入れる場所みたいなのがあんの」
「わっ。すごい。これ鍵になるんだね」
「鍵つーか、……んー……、」
「どこに入れるの？？」
「テーマパークだよ。遊園地」
多分『遊園地』という単語も彼女は知らない。「なんだか楽しそうな場所だね」と微笑む彼女の髪を撫でて甘やかす。
これまで彼女は鳥籠の中に居た。
外の世界も知らず『プロジェクトCQ』という被験者として今まで生活をしていたのだ。
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える - ていう心境です (4月30日 17時) (
レス) id: bc7069de6d (このIDを非表示/違反報告)
える - え、え？え…？えええええええ！？！？ (4月30日 17時) (レス) id: bc7069de6d (このIDを非表示/違反報告)
Stellar(プロフ) - えるさん» わ。ありがとうございます、姫🥰 いっぱい楽しみますわ🥰 (4月19日 12時) (レス) id: 5845111e18 (このIDを非表示/違反報告)
える - LIVE参戦おめでとうございます！私も名古屋公演に参戦しましたが、ほんっとうに最高すぎたので、全力で楽しんできてください！ 行ってらっしゃいませ、姫 (4月18日 16時) (レス) @page41 id: bc7069de6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Stellar | 作成日時：2024年3月7日 23時
