【完結】乙女警察／そうま (ページ5)

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02 : 迎えの時間ページ5

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「はあ〜っ。朝は本当に遅刻するかと思っちゃった……」

「だから前の日は早く寝なさいって言ってるのに」

「いいでしょー？
　もう夜更かしができる年齢なんですぅー！」

　出来てたら朝はきちんと起きてるはずなんだけどなぁ〜。

　これを言ったらきっと機嫌を損ねてしまいそうだから言わないけれど。

「それより……。毎日毎日お迎え大丈夫だよ？」

「いやいや。Aは見張っておかないと直ぐに迷子になっちゃうから」

　そう言うと、ぷくーっと頬をお餅みたいに膨らませる彼女。そんな仕草が幼く見せているだなんてきっと知らないのだろう。

「むー。朝のことといい、今といい、そまちゃには一体私の事何歳だと思ってるの？」

「ごめんって。こーんな小さい頃から知ってるからついね」

「もう立派なレディーなんですけどー」

　それにしては……。
　まあ、なんというか。

　小さい頃に比べて背丈は伸びたと思うが身体の立体感は同い歳くらいの子と比べると薄っぺらいというか、なんというか。大人の魅力は感じられないというか。