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あの三人は率先して色々お手伝いしてくれるなぁ。
生き物が好きなのか率先して飼育のお手伝いをしてくれる三人はいつも一緒に餌を貰いに来てくれる。
おかげでうさぎも毎日忘れられずにご飯を食べてるのだ。
「はい。これ。あんまりあげすぎちゃうとお腹痛くなっちゃうから一枚ずつ、ゆっくりね？」
「はぁい」
「僕が持つぅ！」
「落とさない……？」
「がんばるっ」
小さなその手で大きなキャベツの葉を持つちゅちゅくん。それを見て💙🌸ちゃんは「ゆっくり行こっか」と優しく二人に伝えていた。
将来本当にいい女の子になりそう。
今もいい女の子だけど。
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短い手足で校庭へと出た三人はうさぎ小屋の前に立ってじっと小動物を見つめる。小さいものと小さいものが見つめあっている光景はなんだかそれだけで可愛らしい。
「お、てて……、噛まない？」
「噛まないよ」
「……たべ、られない……？」
「食べられないよ」
両隣にいるちゅちゅと🧡🌸が不安げな声を零すが、優しい声で💙🌸は二人の質問に答えた。
年齢は同じなのに少女だけ少し大人びて見える。
元々面倒見のいい子だ。
弟や妹がいる訳では無いが、こうして自分より小さい子に挟まれていると母性本能をくすぐられてしまう。
ちゅちゅくんと🧡🌸ちゃん、かわいいなぁ。
お姉さんになったみたい。
本人もこう思ってしまうほど左右にいる二人は末っ子感があった。
「こうやってね、撫でるんだよ」
二人の目の前で💙🌸は白くて小さなうさぎの頭を撫でる。
手に力を入れずに優しく触れるその姿はどこか手馴れた様子だ。
「ちゅちゅくんしてみる？」
「うっ、うん」
珍しく緊張。
可愛いもの、小さいものに触れる時壊してしまわないか不安で恐る恐る触れるちゅちゅは指先に力が入ってしまっている。
「きんちょうしないで、だいじょうぶ」
「……こ、……う？」
「うん。じょうず」
「上手ぅ？ ちゅちゅくん、上手？？」
💙🌸に褒められて嬉しかったのか、瞳をキラキラさせて満面の笑みで誇らしげなちゅちゅ。
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作者名：Stellar | 作成日時：2023年4月23日 23時
