ちびっこないとっ！／ KnightA (ページ13)

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【ぴょんぴょんぴょんっ！】ページ13

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　よし、お昼ご飯は全員終了……っと。

　手を合わせて「……ごちそう、でした」と呟いて食器まで綺麗に片付けた❤️🌸ちゃんは可愛らしい足音を立てて絵本を読みに行ってしまった。

　『ごちそうでした』……か。
　『さま』が抜けちゃってるんだけど……、許せてしまうほどかわいいな。

　未だに私とは目を合わせて会話をしてくれないが、ばぁうくんの事は好きな様で、彼の事については素直に言葉に出来ている。
　だから喋れない訳じゃないと思う。

　信頼が足りてないのかな……。
　まあ、二、三日で信頼を得るなんて無理な話だよね……。

　長い道のりになりそうだなと覚悟しながらテーブルの上を片付けていれば、入れ替わるように可愛らしい三人がやってきた。

「せんせぇ、」
「ん？どうしたの？」

　真ん中に背の高い💙🌸ちゃん。
　その両手にちゅちゅくんと🧡🌸ちゃんがいる。きゅるんきゅるんの大きな瞳がキラキラと輝き、その輝きで目が眩んでしまいそうだ。

　なんか、すごいかわいい三人組なんだけど……！！

「あのねあのねぇ〜、きょうのご飯もすっごくおいしかったぁ」
「美味しかったぁー」
「みんなでご飯食べるとねぇ、いつもよりおいしいのぉ」
「うんっ！おいしいーっ！」

　左右で揺れるオレンジたちがかわいい。

　「ねぇー」っと顔を見合わせてはふわふわ、にこにこ微笑むその姿はもう天使と言った方が早い。

「それは良かった！給食の先生にも言っておくね」
「うんっ」

　今日一番のちゅちゅくんと🧡🌸ちゃんの笑顔が見られた後に何か言いたげだった💙🌸ちゃんに目を合わせる。

「それでね、先生。うさちゃんもご飯……」
「あっ！そうだね。ちょっと待ってて。ご飯持ってくるね」
「はぁい」

　三人のかわいいお返事の後、食べた食器を片付けるついでにうさぎの餌を取りに行く。

　園内ではうさぎ、いぬ、ひつじやアヒルと言った多くの動物を飼育している。子供たちに動物と触れ合う機会を与えるためだ。

　その中でうさぎは私のクラス、ばら組さんが飼育を担当している。特に当番は決まっていないがそうなると当然お世話する子としない子が現れてくるのだ。