Day.16 添い寝 ページ3
「ちょっと、こっち来て」
ばぁうくんの呼びかけに「うん」と先に返事をして、今まで遊んでいたSwitchの電源を切ってからばぁうくんの傍に行く。配信のない日はこうして彼女を甘やかすのがばぁうくんの日課だった。
2人で向かい合って横になる。彼女だけを見つめる視線が好き。彼女より少し冷たい手のひらで髪を撫でるのが好き。その手が耳の近くにいったとき、少し目を細める彼に背中がぞくりと反応し期待してしまう。
「今日はなにがあったの、お前。朝のことからゆっくり聞かせてよ」
「え、えっと……朝は8時くらいに起きて、音を立てないようにベットから離れて、」
日課である今日1日に起きた出来事を話す彼女。ばぁうくんは彼女の行動を直で確かめるためにこのような方法を使っているのだが、彼女には「おしゃべりの練習」という名目で話させるようにしている。この練習が役に立つ時なんてない。
どうせ、今後はばぁうくんとしか喋れない未来が待っているのだから。
「それで？」
「それで、お水を1杯だけ飲んで、外にゴミを出しに行って、」
「誰かにあったりなんかしてないよねぇ、お前。他の男に色目使ってたりしたらタダじゃおかないんだけど」
「し、してないよ。階段を使って行ったから、誰ともあわなかった」
朝のクソ忙しい時間帯にわざわざ階段を使うような人はいない。加えて夏場ならば、少しでも涼しいエレベーターを使う方が賢い選択だろう。が、彼女は賢くない方を選びとった。全てばぁうくんの為にだ。
「ふーん、ならいいけど。それで？」
「それで、お家に帰ってきて、鍵をかけて、手を洗っ、て……」
「ふふっ。うん。それで？」
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こうは＃琥珀糖(プロフ) - 完結おめでとうございます！完結して寂しいような、嬉しいような……そんな気持ちでいっぱいですｗ もし、他のメンバーさんでも書いていただけるならぜひ読みたいです！ (2022年9月7日 18時) (
レス) @page36 id: 908f16ce99 (このIDを非表示/違反報告)
アや(プロフ) - 更新ありがとございます！この作品大好きです！ (2022年9月3日 9時) (レス) @page24 id: df745531ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Stellar | 作成日時：2022年7月1日 11時
