❤︎ ページ17
「え、アンタがこの子の彼氏？ねえねえ、やめといた方がいいんじゃない？あんまり釣り合ってないよ」
「あ？」
「嫌なことされてるのに、嫌って言えてないんじゃない？やっぱりこんな男捨てて……」
「なんなんだよ、お前ら。さっきからうっせーな、……用ねぇからさっさと消えろよ。つか、人のモンに手出さないでくれません？迷惑なんで」
ハッキリとばぁうくんが言い返せば、何も言えなくなってしまった男2人はその場から逃げていく。さっさとどこかに行けばよかったものの、諦めの悪い男たちだ。
「ばぁうくん、」
「お前も。なにしてんの？ちゃんと断れよ」
「ご、めんなさい……、」
「……はぁ、つか。俺以外の男と喋ったよねぇ。言うこと聞けない女嫌いなんだけど」
「っ！その、私っ……、ちゃんと断りたくて、」
ばぁうくんのモノだから話しかけないでって言いたかった。
ばぁうくん以外興味ないからどこかに言ってとも言いたかった。
でも、怖くて言えなかったということをばぁうくんに伝えれば、ため息をついた彼は彼女を抱きしめた。
「ホント、ダメだねお前」
「ごめんなさ、」
「……遅れちゃってごめんね。こんなことなってると思ってなくてさ。知ってたら早く来てた」
「う、」
「次からは連絡しろ。……んで、今日はちゃんと出来なかったからお仕置き」
グッと彼女の手を引いて、自宅の方へと向かうばぁうくん。予約したお店はすぐ側にあるのにどんどん遠ざかっていくのに彼女は不思議でならなかった。
「ば、……どこに」
「はぁーーー？家に決まってんでしょ。お仕置きだって言ってんじゃん。ご飯より、誰のものか解らせた方がいいでしょ？ねぇ？」
ご褒美はその後だよ。なんて言いながらばぁうくんは今日の予約をキャンセルする。
誰のものか分かるまでは、離してあげない。
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こうは＃琥珀糖(プロフ) - 完結おめでとうございます！完結して寂しいような、嬉しいような……そんな気持ちでいっぱいですｗ もし、他のメンバーさんでも書いていただけるならぜひ読みたいです！ (2022年9月7日 18時) (
レス) @page36 id: 908f16ce99 (このIDを非表示/違反報告)
アや(プロフ) - 更新ありがとございます！この作品大好きです！ (2022年9月3日 9時) (レス) @page24 id: df745531ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Stellar | 作成日時：2022年7月1日 11時
