❤︎ ページ16
「彼女20分も待たせるとかなくない？そんな男捨てちゃってさ、オレたちと遊ぼうよ」
「どっちが好みとかある？ねね、お姉さんかわいいから彼女になってくれたらめちゃくちゃ大切にするんたけど」
ばぁうくんを捨てるという発想がそもそもない彼女にとって1番目の男の言葉が上手く理解できない。そして、2番目の男の言葉はもうそもそもが理解できなかった。なんでもう捨てる前提で話を進めているんだろう？彼らの中で何が繋がってこういう会話に至ったのだろう。全く意味が分からない。
「えっと、あの……、」
「なに？迷ってるところもかわいい……。下向いちゃってどうしたの？……もしかして恥ずかし？」
「かわい〜……。ねえ、こういうの慣れてないんでしょ。まずはさ、連絡先とか交換しよっか。彼氏じゃ満足出来なかったら連絡するってのでも良いし。美味しいご飯とか……、楽しいこととかオレたちしてあげるよ？」
パチパチと2回瞬きをした後、なんと返答すればいいか迷ってしまう。断りたい。けれど上手く言葉が出てこない。それもそうだろう。普段ばぁうくんとしか話していない彼女は彼に対して否定の言葉を全く使わない。肯定することに慣れきってしまった彼女が断りをいれるのは凄く勇気のいることだったのだ。
「あ、……あの、わ、たし……、」
「何してるんすか」
彼女が断りを入れようとした時、ぐっと身体が後ろの方に引き寄せられる。ずっと待っていた声。『な』の発音と声だけでばぁうくんだとわかった彼女は会えて嬉しいのが顔に出て嬉しそうに微笑む。
しかし男2人からしてみればあと少しで彼女を上手く収めこめそうだったと言うのに邪魔をされてしまい気分が悪い。それはばぁうくんもそう。人の女に手を出すんじゃねえと相手をにらみつけていた。
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こうは＃琥珀糖(プロフ) - 完結おめでとうございます！完結して寂しいような、嬉しいような……そんな気持ちでいっぱいですｗ もし、他のメンバーさんでも書いていただけるならぜひ読みたいです！ (2022年9月7日 18時) (
レス) @page36 id: 908f16ce99 (このIDを非表示/違反報告)
アや(プロフ) - 更新ありがとございます！この作品大好きです！ (2022年9月3日 9時) (レス) @page24 id: df745531ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Stellar | 作成日時：2022年7月1日 11時
