❤︎ ページ4
「ありがとう、ばぁうくん」
「こんぐらいでお礼言われてもねー……」
ばぁうくんにとっては普通の事だろうが、彼女からしたら自分の安全のために車道側を歩いてくれていると思うととても心がポカポカした。
きゅんと胸を締め付けられるような苦しい感覚なのに、不思議と嫌ではない彼女。ドキドキと加速する心臓が落ち着くことなんてこの先ないのだろう。
「嬉しかったから。ありがとう」
「……お前、そういう所しつこいよね」
「え、あっ、ごめんなさ」
「別に謝れなんて言ってないよ」
「ありがとう」と言われて悪い気はしない。ニコッと笑いながらまた不安げな顔になった彼女の頭を撫でて落ち着かせる。
「お前が、……そう思ってくれてるのすっげぇうれしい」
甘く。とろけるような声でそういうだけで頬を赤らめる。本当にいじめがいがあるというか、振り回しがいがあるというか、彼女のその表情一つ一つにこっちが煽られていることなんて分かっていないのだろう。
「あ、手貸して。お前歩くの遅い」
「え、あ、」
「新しい靴、歩きづらいんでしょ？……掴まって歩きな」
本当はただ手を繋ぎたかっただけ。
彼女が左側にいるよりも右側にいた方が絡める手がしっくりくるから。
なんて言ったらきっとかっこ悪い。
「ばぁうくんって、やさしい」
「優しいよ。お前だけに」
「！……えへへ、」
声を出して笑う彼女。満面の笑みで幸せそうな彼女の顔はやっぱり少し赤くて、ばぁうくんの事が好きなんだと誰が見ても一目で分かる。
素直で従順で。愛おしさが増す。
「かわいいね、お前」なんて。今日は気分が良いからか彼女を甘やかしながら手を引いて歩く。
ね。この手。
お前からは絶対に離さないでね。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
❤️
【自分から】手を離すのは全然いいけど、彼女から離れようとすると自分の方に引き寄せて「どこ行くんだよ」とか言いそう。ばぁうくんはいいけど、お前はダメ。っていうルール沢山ありそう。だってムカつくから。
❤️🌸
私の中の彼女はこういう些細なことで毎回めちゃくちゃ喜んでそう。かわいい。頑張って隠してるけど想いが溢れてる感じがいい。多分ばぁうくんから手離されたら、シュン……ってする。その顔見たくてばぁうくん何回でも手離しそう。いじわるだなぁ……好き。最高。
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夜空(プロフ) - うわぁ、彼女ちゃんが可愛い…！！作者さまの書かれる彼女ちゃんとばぁうくん可愛いが過ぎます。どこまでも素直で、天然で可愛いばうカノちゃんが好きです…！ (2022年6月17日 16時) (
レス) @page13 id: 2ceb4af9d4 (このIDを非表示/違反報告)
なわわ(プロフ) - すごく楽しみです！頑張ってください！ (2022年6月13日 21時) (レス) @page1 id: f08a93420d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Stellar | 作成日時：2022年6月13日 17時
