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少し汗ばんだ肌に、涙声。優しく包み込んでくれるその温度はいつもより高い。ド、ド、ド、っと早い心音を落ち着かせるように彼女はばぁうくんがいつもしてくれるみたいに背中を撫でた。
「ん、……てか、俺汗くさくない？平気？」
「うん。全然大丈夫」
「お前がさ、ここにいるって思ったら、それだけで頑張れた。リスナーとかからもさ、元気貰えてたけど、やっぱ、お前が1番の力になったよ」
ありがとうね。と何度もばぁうくんは彼女に伝える。ああ、ずるい人だ、本当に。こっちが「お疲れ様」って、「すごく良かったよ」って伝えるよりも先に彼女の欲しい言葉以上をくれるんだ、この人は。
こういう所に優しさが滲み出てると伝えたらきっと盛大に嫌がるんだろうな。そう思いながら彼女はばぁうくんの言葉に涙した。
「ちょ、……なんでお前が泣いてんの？」
「だって、……っ。私、ばぁうくんの力になれてるんだって、思ったらうれしくて、」
「はぁ？そんなのとっくの前からそうじゃん」
もうずっと前からばぁうくんの中で彼女は特別な人になっている。それは彼女もそうなのだが、それを言葉で伝えずに嫌いな当たり前を送ってしまっていたと言うことに気がついたばぁうくんは、スタッフが行き交う中、ちゅぅ、っと泣き虫な彼女にキスをした。
行き交う人達は一瞬だけその空間を見つめ、なんだか、見てはいけないものを見てしまった感がすごくて鈍い足をもう一歩踏み出し普通に戻っていたがバッチリ見ていたメンバーは見逃すなんて出来なかった。
「ちょっとー、おふたりさーん？？？ここ、結構人が見てますけどー」
「本当。マジでやめて。ここに今ラブラブ空間生み出さないで」
「まあ、僕の彼女ももうすぐここに来るんですけどね」
「え、ちょっとてるちゃん。聞いてないんだけど？？？」
「俺のとこも呼ぼっかな。アリーナ席居たし、そろそろ会場出てるっしょ」
ばぁうくんと彼女のイチャイチャっぷりに感化されたメンバーたちは今から会えないかと世界で1番愛している恋人へと連絡をする。
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夜空(プロフ) - うわぁ、彼女ちゃんが可愛い…！！作者さまの書かれる彼女ちゃんとばぁうくん可愛いが過ぎます。どこまでも素直で、天然で可愛いばうカノちゃんが好きです…！ (2022年6月17日 16時) (
レス) @page13 id: 2ceb4af9d4 (このIDを非表示/違反報告)
なわわ(プロフ) - すごく楽しみです！頑張ってください！ (2022年6月13日 21時) (レス) @page1 id: f08a93420d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Stellar | 作成日時：2022年6月13日 17時
