❤︎ ページ13
ばぁうくんは運転中の為進行方向を見て会話をしているが、彼女は体ごとばぁうくんの方を見て話している。途中から熱弁しすぎてしまったと反省し、最後の方は消え入るような声で下を向いてしまった。ギュッとまた彼から貰ったチョーカーを握りながら心を落ち着かせる。
不安な時や自信のない時に彼女がよくやる癖だ。
丁度赤信号で止まった時、右手はハンドルを握ったままばぁうくんは彼女に上を向かせた。
「そんな可愛いこと考えてたの？」
「ぅ、」
「ねぇ、下。見ないで。俺の方向いてて」
ジリジリと近づく距離。閉じた唇が触れそうになる瞬間、彼女はギュッと目を閉じた。
ふっと息のかかる笑い声と共に落ちていた影は無くなり閉じた瞼が少し明るくなる。「赤信号になっちゃった」と言う彼の声は、どこか意地悪で、最初からこれが狙いだったんだとわかった彼女は顔を赤らめて前を向く。
「……いじわる、」
「いじわるだよ、俺は。何。知らなかった？」
「知ってる、けど……」
したかった。
顔を見なくても彼女が思ってることなんてすぐに分かる。その証拠にちょっと悲しげな顔で自分の唇を人差し指でなぞっている。素直な反応を見たばぁうくんはすぐに近くのコンビニへと寄ることにした。
「飲み物買ってい？お前は何飲む？」
「え、あ……、私も降りて決める」
「ん。わかった」
カチャとシートベルトを外した時、右隣にいるばぁうくんが彼女の名前を呼ぶ。
「────どうし」
ちゅっと。先程してくれなかったキスを不意打ちでされて目を見開いてしまう。押し当てるだけのキスだが結構長い間ばぁうくんの好きにされてしまう唇に抵抗なんて出来なかった。
「ははっ、……マヌケな顔」
「っ、ばぁうく」
「早く降りな。飲み物、買うんでしょ」
「〜〜〜っ！」
いたずらっ子の顔をして先に出ていくばぁうくん。彼女は心の中でずるいずるい！と精一杯の文句を言いながら彼の後を追った。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
❤️
抜き打ちチェックして欲しい。してて欲しい。3回までは許すけど、3回以上しなさたら「なんでさぁ、わかんないわけ？するなって言ってんだよ」とか言ってきそう。言っててくれ。あーーー。運転してるばぁうくん見たかっただけ、この話。
❤️🌸
振り回されるの好きそう(ばぁうくんにだけ)。しかもめちゃくちゃ彼女いい反応するからばぁうくんやめない。いいね、このカップル。かわいい。
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夜空(プロフ) - うわぁ、彼女ちゃんが可愛い…！！作者さまの書かれる彼女ちゃんとばぁうくん可愛いが過ぎます。どこまでも素直で、天然で可愛いばうカノちゃんが好きです…！ (2022年6月17日 16時) (
レス) @page13 id: 2ceb4af9d4 (このIDを非表示/違反報告)
なわわ(プロフ) - すごく楽しみです！頑張ってください！ (2022年6月13日 21時) (レス) @page1 id: f08a93420d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Stellar | 作成日時：2022年6月13日 17時
