＠ウ ソ つ き な 君 と 。 【 完結 】*

#　２９ ページ30

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紫「好きやって、今云ったら、
Aは―「ごめん。」


あ「…あのね、
あたし、紫耀ちゃんに隠し事してた」


紫「なに??」


あ「実はあたし…
大吾くんと付き合ってた。」


紫「え―」








そう告げるとAは、
哀しそうに俺から視線を逸らした








あ「大吾くんに、甘えちゃったの。
最低でしょ??
紫耀ちゃんのこと忘れられないのに、
大吾くんと付き合うなんて…。」


紫「ほんと、最低だね。」


あ「うん…。」


紫「でも、俺の方が最低だから。」


あ「え…??」


紫「そうさせたのは、俺だから。」









俺はニコッと笑って、
「今は付き合ってないんやろ??」と訊いた


Aは、
コクンと頷いた。








あ「…しょーちゃんは、
優しすぎるんだよ。」


紫「優しい男の方がモテるよ。」


あ「ふふ」


紫「あ、笑った」









俺とAはくすりと笑って、
唇を重ねた。


Aがどんなウソついたって、
俺は君が好きだから。


今まで哀しませた分、
俺は君を幸せにすることを誓います。









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愛してます、
ずっとずっと、これからも。









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