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「ねぇ、さっき話してたの誰？」
「ただの同僚だよ」
「でも男じゃん。なんで俺以外の男を見るわけ？俺ら恋人だよね？」
「恋人だよ。でもさ、そこまで制限する権利あんたに無くない？」
「あるよ。俺彼氏だもん」
「はぁ…めんどい。別れよ？」
「なんでそうなるの？あ、おい！待てって！
A！！！！！！」
＿＿＿＿「…A……ユン A！！起きろ！！！」
「わわわ！！！！…お、おはよ」
「会社で寝落ちですか？？？あんたの家は会社ですか？？？？」
目の前で仁王立ちするのは私の友人であり同期のミリョだった。
「この資料だけでもって思ってたらついね」
「いい加減身体壊すよ？」
「大丈夫だって笑 栄養剤飲んでるし笑」
「まさかそれしか飲み食いしてないの？」
「……さて、会社のシャワーでも使うかなぁ」
「ユン A！！！さすがのミリョ様も怒るよ！？」
可愛い顔を歪ませて怒鳴るミリョを置いて私は会社のシャワールームへ向かう。
束縛クソ野郎と付き合っていたのは入社したてすぐの頃。
研修でお世話になった先輩に告白されて付き合いだした。
あだ名の通り束縛が酷くて面倒くさすぎたためすぐに別れた。その後もあまりにもしつこかったため私は上司に相談して別社へと異動させてもらい、そこで出会ったのがミリョだ。
「あー、さっぱりしたぁ」
「話終わってないからね」
「わぁ！！！もう…待ち伏せしないでよ…」
髪も乾かし、軽くメイクを済ませてシャワールームを出ればミリョが待ち伏せしていた。
「これ、全部食べて」
「ん？わわ、なにこれまさか買ってきたの？」
ミリョが渡してきたのはサンドウィッチとか牛乳とかサラダとかとにかく沢山。
「あんたに倒れられたら困る。もっと自分大事にして。」
「ふふ、本当にミリョ様様だね笑
あ、今日金曜日だから行こうと思うんだけど一緒にどう？？？？」
「彼氏出来たからもう行かないって言ったでしょ。」
「ちぇ〜…。彼氏なんて人生においてそんなに必要かねぇ。」
愛がないと生きていけないのよ
なんて言いながら自分のデスクに戻ったミリョ。
その愛ってやつは私にとって月イチで充分だ。
そう、月イチのあの場所で。
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コンブチャ(プロフ) - KBさん» ありがとうございます！土日にはもっと更新できるといいなぁと思っております！ (2021年10月14日 23時) (
レス) id: c8c2a9ec26 (このIDを非表示/違反報告)
KB - 推しのジミンのお話で読んでいてすごくキュンキュンしてます！更新頑張ってください(^^) (2021年10月13日 22時) (レス) @page18 id: 5f0961fe40 (このIDを非表示/違反報告)
コンブチャ(プロフ) - えりきちさん» ありがとうございます！今日中に新しい話を書きたいと思います！ (2021年10月9日 18時) (レス) id: c8c2a9ec26 (このIDを非表示/違反報告)
えりきち(プロフ) - ものすごく面白いです！これからも楽しみにしてます！ (2021年9月23日 19時) (レス) @page14 id: b2c7d837f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コンブチャ | 作成日時：2021年9月13日 19時
