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ボクの部屋の扉を強く叩く音が鳴ってとてもびっくりしたよ。玄関の鍵はかかっているはずなのになんで家の中に入ってきてるんだと。
お母さん達は別の部屋で寝てるから助けを求められないから、スマホで今起きてそうな友人に電話しようと思ったんだ、でもそしたらキィィ…とドアの扉が開く音が聞こえたんだ。それと同時に一気に部屋の気温が下がった気がしたよ。
どうして?部屋の鍵も閉めていたはずなのに、なんで扉が開いたのか。頭の中でグルグルと思考が回ったさ。電話のコールを押そうとしたら突然後ろから引っ張られてスマホを落としたんだ。
ボクを後ろから支えている人の肌から伝わる体温は酷く冷たくて寒くなってきたんだ。そしたらボクの耳元でこう囁いたんだ。
「ねぇ、こっちを見てよ。遊馬悠」
ボクの名前を知ってて余計鳥肌が立ったさ。ボクは後ろを見ないように目をギュッと瞑っていたけど、相手の手がボクの目を触ってきたんだ。とても恐ろしくてボクは悲鳴もあげられなかったさ。そして相手は無理矢理ボクの目を開いてきたんだ。そしてその人の顔はどうなってたと思う?
「ふふっ、やっとボクを見てくれたね。」
目の前にいたのは、ボクと同じ顔をしたボクがいたんだ。
と、まぁ僕の話はここまでだよ?どうだったかな?怖かった??ふふっ、怖かったならボクも嬉しいな
え?このあとどうなったかって?
ふふっ、それは秘密。さぁ、蝋燭を消そうか!今度は誰が怖い話をしてくれるんだい?
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作者名:リ | 作成日時:2022年8月28日 21時