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『先輩!またここでご飯食べてるんですね!』

「…」

『この卵焼き1個もらいます!』

「…」

『どーひたんでふかー?』



卵焼きを口に入れたまま私の顔を覗き込む遥輝くん。





りさ「あ、遥輝くん!A今日女の子の日らしいの。だからあんまり話しかけない方がいいと思う。」


『先輩大丈夫ですか?お腹痛いなら一緒に保健室行きます?』


首を横に振る私。




『はい、じゃあ無理やり僕が連れていきまーす!』


無理やり私を立たせて、腕を引いて教室を出る遥輝くん。

彼らしいっちゃ彼らしいんだけど…




りさ「あ、ちょっと!」


『あ、そのお弁当片付けてもらってていいですかー?』



そう言って私の腕を掴んだまま、遥輝くんは昼休みで騒がしい廊下に溢れる人をよけながら無言で歩いていた。






「ねぇ、遥輝くん」

『…』

「こっち、保健室じゃないよ?」

『…』




『…ちょっとここで待っててくださいね』

そう言ってどこかへ走っていった遥輝くん。


私が連れてこられたのは屋上へ登る階段。

普段はほとんど人が通らない静かな場所。




遥輝くんって何者なの?

なんで私にこんなに絡もうとするの?

そもそもなんで私なの?




『先輩!はい、これ。』

いつも先輩!ってニコッとした笑顔で呼んでくれる遥輝くん。


私の手には、冷たいオレンジジュース。



「ありがと…」


『いいえ、先輩のつらそうな顔見たくないですもん。』


これはどういう意味?


『女の子の日じゃないですよね今日。』


「ううん…女の子の日だよ…」


これを使うのが1番遥輝くんにそっとしておいてもらえると思ってた。


『なんでそんなに元気ないんですか?

気になって授業に集中出来ないんですけど』



「だから、女の子の『なぜだか教えてあげましょうか?元気がない理由』…うん…」


驚いた顔で私を見る遥輝くん。


『先輩、ほんとに分かってないんですか?』


正直自分でも、分かってるのか分かってないのかすらも分からない。




『先輩、先輩は何も悪くないですよ?
僕が好きで毎日先輩の登校待ってるんですから。』


「……へ?」


『そこに隠れてるの見えてますよ。

それにりささん、先輩はなにも悪くないですよ。』




階段の陰に隠れて会話を聞いていたりさが顔を出した。

*→←7*後輩



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オむライス(プロフ) - はるちゅんさん» イメージ通りで良かったです! (2019年9月1日 0時) (レス) id: e648f2af03 (このIDを非表示/違反報告)
はるちゅん(プロフ) - ありがとうございます!そうそう、こんな感じ…です!!最強にイメージ通りです!←日本語おかしい 本当にありがとうございましたっ! (2019年8月31日 23時) (レス) id: 3445983938 (このIDを非表示/違反報告)
オむライス(プロフ) - はるちゅんさん» 了解です!亡くなる系こうせくんので書いたので、すこし話挟んで載せます!リクエストありがとうございます! (2019年8月16日 9時) (レス) id: e648f2af03 (このIDを非表示/違反報告)
はるちゅん(プロフ) - って感じ?かな?でもよくわからなくなりました!どんなシチュエーションかはおまかせします。 (2019年8月16日 9時) (レス) id: 3445983938 (このIDを非表示/違反報告)
はるちゅん(プロフ) - オむライスさん» バットだけどちょいハッピーですかね…例えばきよみーはこっちが好きだったけどこっちは事故死とかで死んじゃうけど、最後に手紙で想いが伝わる… (2019年8月16日 9時) (レス) id: 3445983938 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:オむライス | 作成日時:2019年8月6日 16時

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