君との日常

＊ ページ8

暗くなった夜のディズニーランド。


あっという間だった楽しすぎた1日に終わりがきそう。


イルミネーションが綺麗で、涼しい風が吹く。


『楽しかったね』

｢うん。楽しかったね。｣


これがディズニーの魔法なのかな。

いつもふたりでいる当たり前が、今日は付き合いたてのあの頃に戻った感じ。

少し照れくさかった。



いっぱい写真も撮った。

ツーショットもあれば、

ミッキー、ミニーたちキャラクター達との写真、

料理の写真、

スポットの写真。

でもいちばん多いのは、

諒の隠し撮り。

ニコニコ笑顔の諒。

真剣に隠れミッキーを探す諒。

カチューシャを選ぶ諒。

そして、私のパンケーキを幸せそうに食べる諒。



クールな諒だけど。

甘えてくれて嬉しかったな。

子供っぽい諒も沢山見れたし。



スマホで今日の写真を見ながら思っていた。


ﾊﾟｼｬｯ

｢っへ!?｣


『なにニヤニヤしてんの？』


｢ううん、今日の諒色々可愛かったなぁって｣


『今日のためにふたりでプラン考えて良かったね』


｢シーズン中なのにありがとうね｣


『ちょっと休みが続いたから。また頑張ろっと。』


この人も、いつもは野球選手なんだなぁって。



『あ、Aこれ。ちょっと顔下向けて』



首の後ろで動く諒の手。

首元に当たる冷たい感覚。


｢…可愛い…｣


首元に輝くネックレス。

ハートの裏には

23の数字と、Aと諒がそれぞれローマ字で入っていた。



『お揃いだよ、僕と。』


｢ありがとう…｣


手を繋いで、

諒の顔を見ると。

ただ前を真っ直ぐ見つめてて。


『A、これからもよろしくね。

そして今日はほんとにありがとう。

また、一緒に来れたらいいね。』




そうやってニコって笑った諒は、

世界でいちばんかっこよかった。




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はるちゅんさんリクエストありがとうございました！

こんな感じで良かったですかね…汗



また何かリクエストがありましたらよろしくお願いします！

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