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『さぁ、もう大丈夫。今度からは気をつけてね。』
私の歌で兎の怪我はすっかり治り、真っ白な毛についていた血もきれいさっぱりなくなった。
それに喜んだ兎は、私の膝の上に乗ったまま休みだした。
『あ…こらこら、早く帰りな？ここにいたら人間の匂いがついちゃうだろ。』
｢ニャ〜♪｣
『え、君も？も〜……君ら野生動物でしょ？』
兎と猫が、仲良く一緒に昼寝をしている。そんな異様な光景につられるように、他の生き物たちも集まってくる。
リスに鳥に、蛇まで…………ん？蛇？
『君は、確か……』
｢ジュンコ！｣
『そう！ジュンコ！…って、誰？』
｢あ……｣
腕に巻きついてきた蛇の顔を見て、名前を思い出そうとしているとどこからか男の子が飛び出してきた。
その顔を見て、またもや見覚えのある顔に記憶を遡る。そして、なんとか名前を絞り出した。
『……えっと、伊賀崎孫兵さん…でしたっけ？』
｢え、あ…はい。そう、です……｣
『合ってて良かったです。この子を追って来たんですか？』
｢はい。ジュンコと…あと、その子も。｣
『この兎ですか？…そっか、君はここの子だったんだ。』
｢檻をかじって逃げ出したみたいで、怪我したところから血が垂れてて、それを追ってここまで……｣
｢あ！おい、それを言ったら…！｣
｢ちょっと！作兵衛！今出たらバレちゃうよ！｣
2人で話していると今度は草むらから5人の男の子が飛び出してきた。その5人は伊賀崎さんと違って、何か焦っていた。
『えっと……』
｢あ、Aさん！お久しぶりです。｣
『お久しぶりです。皆さんは、3年生の…』
｢わたしたちも、孫兵と一緒にジュンコと兎のウサ吉を探していたんです。｣
｢それでジュンコに着いてきたらここに。｣
『あぁ、なるほど。』
縄に繋がれた2人は淡々と説明してくれた。でも、あとの3人は違うようだ。
その理由は、なんとなく分かる。
『……聞いちゃいました？あの歌。』
｢……はい。すみません、盗み聞きするつもりはなかったんですけど…｣
『全然大丈夫ですよ。……どうでした？私の歌は？』
｢え、あの…どうって……｣
『あの歌は全てを癒す歌。皆さんも癒されたかな〜と思いまして。』
兎が怪我をしたはずの場所を撫でながら、私はそう言って微笑んだ。
目の前にはなんて返したらいいのか分からず、困惑する3年生の皆。口を開けて、固まってしまった。
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櫻井あよ(プロフ) - すずはさん» 私は、Kという名前です。フォローよろしくお願いします〜、 (3月28日 16時) (
レス) id: e8ac715e1d (このIDを非表示/違反報告)
すずは(プロフ) - Megumiさん» コメントありがとうございます。こちらからDMの方送らせていただきました。確認お願いいたします。 (3月27日 15時) (レス) id: 2f649bb5f7 (このIDを非表示/違反報告)
すずは(プロフ) - 櫻井あよさん» コメントありがとうございます。よろしければ、Twitter登録名を教えていただけると幸いです。アカウントが確認でき次第、フォローさせていただきます。 (3月27日 15時) (レス) id: 2f649bb5f7 (このIDを非表示/違反報告)
Megumi(プロフ) - Twitterの方フォローさせていただきましたMegumiと申します。パスワードを教えていただきたいです！よろしくお願いします (3月27日 12時) (レス) @page50 id: 2b7b46d822 (このIDを非表示/違反報告)
櫻井あよ(プロフ) - Twitterの方をフォローしました、DMを送りたいのでフォローして欲しいです。 (3月26日 12時) (レス) id: e8ac715e1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すずは | 作成日時：2022年9月14日 12時
