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『楽しかったですね！！』
新しい物を見て、美味しいものを食べて、色々な経験もできた。今までにないくらい楽しい時間を過ごして、満足した私は軽い足取りで学園へ帰っていた。
隣には土井先生と利吉さん。顔がいい2人に挟まれているのも気分がいいのに繋がっているのかもしれない。
｢何事もなくて安心したよ。Aも嬉しそうだしな。｣
｢そうですね。｣
『今日はありがとうございました。おかげさまで、人間のことをもっと知れた気がします。』
｢それは良かった。そんなAに渡したいものがあるんだ。｣
『渡したいもの？なんですか？』
そう言って、足を止めた利吉さん。それを見て、土井先生も何か察したのか、微笑んでいる。何が起こるのか知らないのは私だけみたいだ。
｢これ、今日の記念にもらってくれないか？｣
『これって…あの時の？』
｢おぉ、とても綺麗な簪じゃないか。｣
『これを、私に？』
｢他に誰がいるんだ。…あの時に、この簪をつけていた君が忘れられなくてね。｣
利吉さんは柔らかい笑顔でこちらに近づき、髪を触った。咄嗟に目をつぶった私が次に見たのは、まるで愛おしいものを見つめるような視線だった。
｢……やっぱり、とても似合う。｣
『…利吉、さん？』
｢それじゃあ、わたしからはこれをあげよう。｣
『えぇっ！土井先生まで！？』
私が困惑していると、土井先生は可愛らしい手鏡を取り出した。その鏡に写った私には、ほんのり赤くなった頬とは対照的な青い簪が髪についていた。
｢前に、町に寄った時に買ったんだ。Aの顔が思い浮かんでね。｣
『…なんですか、それ。』
｢……嬉しく、なかったか？｣
｢余計なことをしてしまったかな…｣
2人から顔を背けて俯く私に、2人は心配そうな声を漏らした。
人間って本当に理解ができない。
なんで私にこんなことをしてくれるのだろう。同情しているのならまだ分かる。でも、これはやりすぎではないたろうか。
天人族は、人間に恐れられる存在であるべきだ。
そう…私は猫を被っているだけ。本当は……
『……いいんですか？』
｢え？｣
『
利吉さんがくれた簪。土井先生がくれた手鏡。
私はその2つの重みと意図を考察しながら、どんな返答が返ってくるのかドキドキしながら地面を見つめた。
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櫻井あよ(プロフ) - すずはさん» 私は、Kという名前です。フォローよろしくお願いします〜、 (3月28日 16時) (
レス) id: e8ac715e1d (このIDを非表示/違反報告)
すずは(プロフ) - Megumiさん» コメントありがとうございます。こちらからDMの方送らせていただきました。確認お願いいたします。 (3月27日 15時) (レス) id: 2f649bb5f7 (このIDを非表示/違反報告)
すずは(プロフ) - 櫻井あよさん» コメントありがとうございます。よろしければ、Twitter登録名を教えていただけると幸いです。アカウントが確認でき次第、フォローさせていただきます。 (3月27日 15時) (レス) id: 2f649bb5f7 (このIDを非表示/違反報告)
Megumi(プロフ) - Twitterの方フォローさせていただきましたMegumiと申します。パスワードを教えていただきたいです！よろしくお願いします (3月27日 12時) (レス) @page50 id: 2b7b46d822 (このIDを非表示/違反報告)
櫻井あよ(プロフ) - Twitterの方をフォローしました、DMを送りたいのでフォローして欲しいです。 (3月26日 12時) (レス) id: e8ac715e1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すずは | 作成日時：2022年9月14日 12時
