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『……ちょっと楽しくなってきませんか?』

「確かに、普段聞こえない音が聞こえますね。」

「いつもとは違って、面白いですね!」

『雨の日は、水が自由に歌って踊る日。だから、私もよく歌うんです。』



私は、部屋の戸を開けて2人を外に出るように促した。疑問を抱きつつも、2人は大人しく着いてきてくれて3人で縁側に座った。



『私たち天人族は自然と共に生きる種族でもあります。水は自然をつくる1つの元素。なので、こんなことも出来ちゃうんです。』



私は降っている雨に魔力を注いだ。そうすると、雨音が私の思い通りの音を奏でる。



「うわぁ…!!」

「すごい……」

『ふふっ、いい反応ですね。』

「雨が踊ってるみたいです!!」

「なんだか、歌いたくなりますね!」

『1曲、歌いましょうか。』



水が奏でるハーモニーに合わせて、私は言葉を紡ぎ始めた。
































No.side



ザーザーと雨が降る休日。2年生長屋では、生徒たちが各々自分の部屋で過ごしていた。

心地のいい雨音が響く中、突然外の様子が変わる。



「ん?なぁ、なんか変じゃねぇか?」

「何が?」

「勉強のし過ぎで変になった?」

「違ぇよ!!……なんというか、音?が変わった気がする。」

「音?……確かに、なんか不自然な気もするけど…」

「耳の病気か?ちょっと見せてみろ。」

「だから、違ぇって!!よく聞いてみろ!」



緑髪の少年がそう言うと一緒にいた2人も耳を澄ましてみた。すると、何か違和感を感じる。



「……雨音だけど…雨音じゃないような。」

「だよな!なんか変だよな!」

「雨の降り方が変わっただけじゃないの?そんなに言うなら、外を見て見れば…………え?」



1人がおもむろに戸を開けた。そこに見えたのは明らかに不自然に降っている雨。

目を奪われるほど幻想的だが、それよりもどうしてこんなことになっているのかが気になる。



「な、なんだよこれ!?」

「雨が……」

「……こんなことが出来るのは、あいつしかいない。」

「天人族か…」

「なぁ、あそこにいるの…そうじゃないか?」



1人が指をさした方向を見ると、自分たちの同級生2人と並んで座っている銀髪が見えた。

彼女の周りに水が踊っているように見えて、自分の目を疑った。


しかし、楽しそうに歌う姿は3人の心を揺らした。

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櫻井あよ(プロフ) - すずはさん» 私は、Kという名前です。フォローよろしくお願いします〜、 (3月28日 16時) (レス) id: e8ac715e1d (このIDを非表示/違反報告)
すずは(プロフ) - Megumiさん» コメントありがとうございます。こちらからDMの方送らせていただきました。確認お願いいたします。 (3月27日 15時) (レス) id: 2f649bb5f7 (このIDを非表示/違反報告)
すずは(プロフ) - 櫻井あよさん» コメントありがとうございます。よろしければ、Twitter登録名を教えていただけると幸いです。アカウントが確認でき次第、フォローさせていただきます。 (3月27日 15時) (レス) id: 2f649bb5f7 (このIDを非表示/違反報告)
Megumi(プロフ) - Twitterの方フォローさせていただきましたMegumiと申します。パスワードを教えていただきたいです!よろしくお願いします (3月27日 12時) (レス) @page50 id: 2b7b46d822 (このIDを非表示/違反報告)
櫻井あよ(プロフ) - Twitterの方をフォローしました、DMを送りたいのでフォローして欲しいです。 (3月26日 12時) (レス) id: e8ac715e1d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:すずは | 作成日時:2022年9月14日 12時

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