神様たちは地上を望む〈kamuitale〉 (ページ7)

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妄想スケッチページ7

メイデン「ねえ、メルさん。・・・どうして、みんなを消していくのですか。」

メル「え、・・・持て余すより、足りない方がいいと思わない？」

メル(欲しいものは献身的な愛、それだけだったのに。)

このメルは話が通らない。メイデンはそう感じた。

それでも。やめてもらわなきゃ。自分の計画のためにも。

私は何回、友達を消しただろうか。

それでも。たとえどんな目に合おうとも。メルは止めないといけない。

メル「ね、ねえ・・・もう、いい？」

まるで枯れきったような心を宿した瞳に見つめられる。

メイデン「メルさん・・。もうやめて、ください。」

メル「貴方も‥悪いっていうの！？私を！みんな、みんな！？

　私のことを、利用するだけ利用して！？

私のことをだますのがそんなに容易なら、今だけ・・・私の言うことを聞いて・・・・

『今だけ私に騙されて』よ！」

ああ、こんなことなら。神様なんて。こんな力なんていらない。

それは自分だって何百回と感じたことだ。

昔夢見た恋なんかと現実はまるで違うなんて、思ってもいなかったから。

離れていく人を追ったところで無駄なんだ。

昔自分でトゥに言った言葉。

このままじゃ、みんな彼女の餌食になるだけ。彼女だって一時的に傷をふさぐだけだ。

メル「正しいことをするのが難しくないというなら、間違うのもかんたんだよね？」

そういって、忍ばせたナイフを私の首元に突き付けた。

メイデン「答え合わせの前に教えてください。・・・・・・

　その答えは、正しいのですか？」

メル「どういう、」

いうが早いか、メルの体を貫いた。

私の、持っていたナイフが。

メイデン「これで、先輩の倒した皆も愛したことになりますよね？

　もちろん、メルさんのことも。」

そう、私の計画は、みんなに愛を渡しに行くこと。

たとえそれが、この手で命を奪うとしても。

もう、メルは生きていないだろう。

彼女がまたリセットをする前に。

こんな背中合わせの愛でいいから。今すぐ私もみんなの愛で。

メイデン「温めてください。」

そんな声は、自分の足音でかき消され、だれにも届かないまま空気に溶け込んだ。

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曲のイメージとは結構違いますね・・・・。

とてもいい曲ですので是非聞いてみてください。