第一戦 ページ30
観客たちはじっと私たちの一挙手一投足を逃さず見ている。
視界の端にエルナちゃんもいるのを見つけ、口パクでありがとう、と伝えた。
「頑張りましょう、Aさん」
「勿論!負ける気はないよ!」
この戦闘のルールは一チーム三つのクリスタルを守る。
後はあまり変わらないけど。
「うっわ、文化部の中でも弱そうな文芸かよ。戦いがいないわー」
「それな。まあ文化部が運動部に勝てるわけないけど」
耳をふさぎたいくらいの馬鹿にする言葉。
もっと楽しく戦えればいいのに。
カウントダウンが少しずつ進んで…
『試合開始』
その瞬間、私は能力を発動した。
「ストーリストマイン!」
叫んだとたん相手のクリスタル向けてビュンビュンと攻撃が飛ぶ。
「は!?あ、アイテムなしで戦うとかありかよ!?」
慌てながらも一つもあてないように攻撃をいなされる。
だめだ、隙ができない…。
「ここは任せてください」
トンきゅんがすっと前に出る。
まだ、試合は始まったばかり。
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こひな(プロフ) - さとう。さん» ありがとうございます〜!ミカグラもうずいぶん前の作品なのでこうして面白いと言っていただけてすごく嬉しいです!ありがとうございます!!! (2018年11月15日 21時) (レス) id: f35a13aa1c (このIDを非表示/違反報告)
さとう。(プロフ) - 面白いです、!更新楽しみにしてます! (2018年11月15日 21時) (レス) id: a9ffbbba50 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こひな | 作成日時:2018年8月25日 1時