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授業に出ましょう ページ25

ちょっと寝坊しちゃったけど授業には出ないと。

ポイントをもらえないと本当に困るから。

今日はこっちの席に座るかと椅子を引くと、見覚えのある人影が。

「あ、Aさんじゃないっスか〜!お〜い!」

「うさ丸、静かにしてください。Aさん、おはようございます」

「同じクラスだったんですね!?あ、隣どうぞ?」

まさかの事態だがありえなくもない。

何せ一クラスの人数が多すぎる。この学園。

そうして私の隣にはトンきゅんさんが座った。

「ちょっとトンきゅん狡いっス!ちゃっかり隣を取るなんて!」

「うさ丸、静かにして授業に集中してください。明日は小テストでしょう」

その通り、明日は小テストなのである。

かちかちとシャーペンをノックして、先生の言葉を聞き漏らさないようにする。

明日は寝不足かなあと考えながら。

===
「や〜っと授業終わったっス〜!」

「でもこのあとテスト勉強しなくちゃですねえ…寝不足決定です」

「徹夜っスか!?青春っスー!」

何が青春だかもうよく分からない基準だが、たしかに徹夜かもしれない。

というかこの二人は頭がいいのだろうか?

トンきゅんさんは頭がよさそうだが。

「そういえばお二人ってこの前のテストってどれくらいの点数でした?」

「たしかほとんど九十五点以上だったと思いますね。」

どうやら本当に頭がいいようだ。素直に感心する。

「えーあー…聞かないでくださいっス…Aさんはどうだったっスか?」

「国語は九十二でしたが…他がですね…。七十点前後です…」

「それを頭がいいって言うんスよ!?」

なんか二人ともイメージ通りである。

むしろ申し訳ない気がする。聞いてごめんね、うさ丸さん…

「とりあえず明日に向けて勉強しないとですね…」

「そうですね。ただ…」

そこまでいってトンきゅんさんは私の頭に手をポンと置く。

「あまり無理はしないようにしてくださいね?」

こ、これは俗にいう王子様スマイル!?

絶対私に向けるべきではない輝かしすぎる笑顔。

周りの女の子が恋に落ちてしまうレベルのあれだ。

「トンきゅんさんも、ですよ?」

前よりももっと素の笑顔で答える。

…一瞬だけ、トンきゅんさんがピシッと固まってしまったような…?

「Aさん…優しいのはいいですが、あまり他の人に笑いかけ過ぎない方がいいですよ?

…変な輩もいますから」

何故だか心配されたが、どうしてだろう?

「なんでまた僕空気なんスかー!」

あ、また忘れてた。

ねむねむ→←罰ゲームが過ぎる



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こひな(プロフ) - さとう。さん» ありがとうございます〜!ミカグラもうずいぶん前の作品なのでこうして面白いと言っていただけてすごく嬉しいです!ありがとうございます!!! (2018年11月15日 21時) (レス) id: f35a13aa1c (このIDを非表示/違反報告)
さとう。(プロフ) - 面白いです、!更新楽しみにしてます! (2018年11月15日 21時) (レス) id: a9ffbbba50 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こひな | 作成日時:2018年8月25日 1時

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