放課後セブン？ ページ13
「あ、そうです、赤間先輩。これ演劇部のものじゃないですか？」
ごそごそととりだしたのはあのブランケット。
「あ、それうちのだ。…またにゃみりんどっか忘れてきたの？」
「そんなことないよ〜真っ先に疑ってくるなんて遊兎ひっどーい」
「ああ、いえ、うちの部室に誰かが置いて行ったみたいで。
私が寝てたらかけてくれたんですよ」
よく考えたらそれ誰だったのかまだわかってないな…？
「これ、なんで演劇部が？必要そうじゃないのに」
「にゃみりん先輩がどこでも寝るからっス！風邪ひくといけないっスから」
ああ、そういうことだったんだ。
やっぱり演劇部は仲良さそうで羨ましい。
「で？今日は何の用だっつって？」
「特に要件はないよ！！」
「エルナちゃん、さすがにそれなら帰ろうよ…」
いくらなんでも迷惑にも程がある。
練習を邪魔するわけにもいかないし。
「え〜…そうだ、赤間君！Aちゃんに対抗戦のレクチャーしてあげてよ！
放課後シックスみたいにさ！」
突然すぎる頼みごとにさすがに困ってるのだろうと先輩を見ると、
もちろんOKとでもいうように笑っている。
「いいよ〜？まあ、Aちゃん次第的な感じだけどさ？」
そんなありがたいお言葉、受けずにいるわけないじゃないですか。
「お、お願いします！精一杯頑張ります！」
「じゃあ明日からでいいかな〜？とりあえず寸法図らせてね〜」
いきなり私の周りをまわって寸法を測られる。
え、その動物の衣装私も着るんだ。
「私は何の動物ですか？」
「シマエナガかな〜？モフモフしてるし」
「随分細かいところまで種類あるんですね」
シマエナガ…可愛いからうれしいけどさ。
こうして、対抗戦対策について…放課後シックスならぬ放課後セブンが出来たのでした。
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こひな(プロフ) - さとう。さん» ありがとうございます〜！ミカグラもうずいぶん前の作品なのでこうして面白いと言っていただけてすごく嬉しいです！ありがとうございます！！！ (2018年11月15日 21時) (
レス) id: f35a13aa1c (このIDを非表示/違反報告)
さとう。(プロフ) - 面白いです、！更新楽しみにしてます！ (2018年11月15日 21時) (レス) id: a9ffbbba50 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こひな | 作成日時：2018年8月25日 1時
