入学式の話 ページ2
入学式。新鮮な気持ちになる…はずだけど。
ちょっと衝撃が強すぎて。
敷地内に遊園地まであるってどういうことよ。
更に歓迎パーティー。とても現実とは思えない。
現実は小説よりも奇なりとはよくいうもので、さすがに信じられないくらいの。
でもとってもキラキラしていてあの中に混ざってみたい。
「どうしてそんな泣きそうな顔しちゃってんの?」
突然響く声。さっきまでの雰囲気と打って変った。
泣きそうな顔をしているのは天文部だろうか、望遠鏡を持った男の子。
皆が少しはらはらとしながら見守る中、桜色の髪をなびかせ少女がそこに飛び込む。
「ストップストップ!!そして〜ステップステップ!!」
いかにも明るそうなそのオーラは、私なんかとは全然違って。
とっても主人公ぽくていいなあと思ったんです。
だから、まさか。
廊下で寝袋にくるまった彼女が私を見るなりガバッと起き上がって。
「この学園は美少女の宝庫なの〜ッ!?天国!可愛いいいぃ!!」
初対面で抱きつかれるとは夢にも思ってなかったわけで。
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こひな(プロフ) - さとう。さん» ありがとうございます〜!ミカグラもうずいぶん前の作品なのでこうして面白いと言っていただけてすごく嬉しいです!ありがとうございます!!! (2018年11月15日 21時) (レス) id: f35a13aa1c (このIDを非表示/違反報告)
さとう。(プロフ) - 面白いです、!更新楽しみにしてます! (2018年11月15日 21時) (レス) id: a9ffbbba50 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こひな | 作成日時:2018年8月25日 1時