ブルーとオレンジ (in×ar)

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有岡side





憎しみで目覚めた朝

いつもは起こされて不機嫌だけど今日は違う





リビングに行くといのちゃんはいつものようにコーヒーを用意してくれた

よくできた奴…





椅子に座ってコーヒーをすすった

いのちゃんも向かいの椅子に座りコーヒーを飲む






そろそろ本題にいかないと…

今回はいのちゃんが悪いんだから





有「いのちゃん、昨日どこ行ってたの？」


伊「え、普通に居酒屋だよ、？」





「ふーん」って相槌を打つ

内心は噓つけって。

だって声裏返ってるんだもん、バレバレ。





有「じゃあ、これは？」




いのちゃんの前に差し出したのは昨日抜き取ってあった名刺

いのちゃんの顔がだんだん青ざめていく






伊「なんで大ちゃんが…」


有「なんででしょう？」





いのちゃんはきっと言い訳を考えてる

俺にはそんな言い訳通じないけど






伊「それは、部長が勝手に…！」



有「左胸の下のポケット

　 いのちゃんがいつも何か隠す場所」






部長？

噓ばっかり


昨日自分が言ったこと覚えてないみたい






有「昨日は薮さんと飲みに行ったんじゃないんですかー？」


伊「そ、それはっ…！」








もう逃げれないね、いのちゃん

心の中でフッと嘲笑って、最後の一言。








有「今日の夜はお預けね」

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