ブルーとオレンジ (in×ar)

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有岡side




ドキドキして息が上がる

だって初恋に初告白



これにドキドキしないほうがおかしい






呼吸を整えていざ、





教室のドアに手をかけた瞬間、ドアが開いた

いきなりでビックリして落ち着いていた筈の胸の鼓動はまた鳴り出す








「ん？１年…？」


有「あ、えっと…

　 伊野尾慧、さん…呼んでください！」









「伊野尾慧」それは彼の名前

名前からして溢れ出しているオーラに最初は興奮した






数秒後、ドアが開いた

目の前には夢にまで見た綺麗で可憐な彼。






そのまま言葉がでず突っ立てると

彼はめんどくさそうに頭をかいて






伊「あんたぁ？

　 俺をよんだのは」






見た目とは裏腹に高い特徴的な声

これもまた俺の心をくすぐった





有「はい！

　 １年５組、有岡大貴、４月で１６歳です！」




伊「もう４月だけどね」






そういえばそうだった

カッコよくて、優しいなんて…



ますます好きになっちゃうよ…







伊「用ないんだったら帰っていい？」



有「いやいやいや！ちょっと待ってください！」








そうだ、

すっかり彼に見とれてしまっていた、あぶないあぶない…








有「伝えたいことがあって来たんです！」


伊「だろうね。さっさと言ってよ」




有「あの、伊野尾せんぱい！

　 俺、ずっと好きでした！」









伊「ごめん、無理」









噓だろ…


有岡大貴、初恋終了のお知らせ

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