ブルーとオレンジ (in×ar)

ピアスの感触 ページ1

伊野尾side





今日は大ちゃんと二人きりのロケで、楽屋も二人だけ

いつもメンバーが二つ楽屋があったとしても、一つの楽屋に集まるからなかなか無い機会




トイレから帰ってきて、楽屋に戻ると大ちゃんはソファーで何かしてる



何してるんだよ…





後ろから大ちゃんを包み込むように抱きついた

大ちゃんはスマホをいじっていた







伊「だーいちゃん」



有「んー？」







スマホをいじる手は止まらない

何か質問してみようと、考えたがいいのが浮かばず結局無難に






伊「今日なに食べてきた？」


有「んー…」






あ、これ聞いてない。

よく薮もするやつだ






何だよ、人がせっかく…








そう思っていた矢先に俺の目に飛び込んできたのは

キラキラ光る、大ちゃんのピアス






触ったことが無い俺はただただ好奇心にまかせて

大ちゃんの耳に触れた





大ちゃんは一瞬身体が跳ねて、携帯を床に落とした








有「や、ちょ、いのちゃ…！」






予想以上の大ちゃんの耳たぶとピアスの感触にしか集中してなくて

声なんてまったく入ってこなかった




チラリと大ちゃんを見ると顔を真っ赤にして目をつぶってる

なんか、可愛い、かも…









そう思った瞬間、俺の中で何かが動いた

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