今日も君を【雨宮太陽】 ページ3
太陽side
初めて君と出会ったのは、小さい頃...5歳くらいだったかな。
まだそのときは僕も病気がそんなに心配する程じゃなかったから、一緒にサッカーとかで遊んだりしたんだ。
それから約8年近く経った今...僕はまだ君の事を想っている。
それに気づいたのは、小学生の頃。
君を見てると、胸が苦しい。痛いんじゃない、苦しいんだ。
A「太陽ー！来たよ！」
雨宮「あ！Aちゃん！」
A「私が居なくて寂しかった―？」
と、くすくす笑いながら、花瓶の花を変える。今回の花は、ベゴニアらしい。
花言葉、知って買ってきてるのかなぁ…なわけないか。と思いながら、会話をする。
雨宮「うん、寂しかったかも」
A「でも、今日は脱走してないじゃん」
雨宮「Aちゃんが来る、って言ってたからだよ」
好きな子の前で、怒られるとか格好悪い。
でも…Aちゃんは僕の気持ちに気付いてないんだろうな…約8年の恋…辛いなぁ…
A「太陽！太陽っ！」
雨宮「へ？な、なに？」
A「やっと気づいた…呼んでも返事しないんだから…」
雨宮「ご、ごめん…」
A「大丈夫！ほら、お茶！」
雨宮「本当に毎回ごめんね…」
A「いいってば！…と、後サッカー雑誌！」
雨宮「わぁっ！覚えててくれたの！？」
A「当たり前でしょ？」
そんなこと言われると、自惚れてしまう。
雨宮「…僕も、サッカーしたいな…皆、格好良い…」
A「確かに！結構格好いい人居るよね！」
あぁ、やっぱり。僕は、君の眼には映っていないんだね…
A「まぁ、サッカーしてる姿は、太陽が一番格好良いけど！」
雨宮「え…？」
A「だ、か、ら！早く病気治して、また格好いいところ見せてよ！」
…あぁ、本当に自惚れてしまう。君に、格好良いと言われるのが、こんなに嬉しいだなんて。思ってもいなかった。
雨宮「あーあ、重症だ…」
A「え？今なんか言った？」
雨宮「別に何も！」
僕は君に溺れてる。取り返しの…いいや、もう深いところまで溺れている。
僕は、君に恋をしている。君の相手が、僕…だったらいいな。
雨宮「花言葉は『片思い』か…」
君の居なくなった病室で、僕はそう、呟いた。
雨宮「好きだよ…A」
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麻衣蘭(プロフ) - 緋色さん» いえいえ…！こちらこそ未完成なまま放置してしまいすみません…！なら良かったです(安堵)…本当ですか！ありがとうございます！頑張ります！！これからも宜しくお願いします！！ (2020年1月6日 15時) (
レス) id: 59f2026080 (このIDを非表示/違反報告)
緋色(プロフ) - コメント遅くなってしまってすみません！フィディオのありがとうございます……！！癒されました……(語彙力)他の話も楽しく読ませてもらってます！これからも素敵な作品をつくってください！！！ (2020年1月6日 4時) (レス) id: 4268a51a17 (このIDを非表示/違反報告)
麻衣蘭(プロフ) - 葩経さん» あ、全然うぇるかむよ。ありがとう。…あらぁ…これこそ、ディスティニー☆((殴(テンションおかしい)奇跡だね…え、めっちゃ嬉しい。マジか…嬉しい。…ありがとう、最近更新できてないけど頑張るよっ！ (2019年12月17日 18時) (レス) id: 59f2026080 (このIDを非表示/違反報告)
葩経(プロフ) - 唐突な感想、カミングアウト(？)失礼します。実はこの作品以前何の偶然か知らないけど読んだことあった…ねぇ、もう奇跡なんだけど。そしてそのときえ？何これ、凄く凄いってなったのよね。花言葉好きだし発想とかそういうのが特にドストライク。 (2019年12月17日 6時) (レス) id: 43e7629a57 (このIDを非表示/違反報告)
麻衣蘭(プロフ) - 美紅さん» ありがとうございます、ごめんなさい、頑張りますね！ありがとうございます！ (2019年11月25日 21時) (レス) id: 59f2026080 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：麻衣蘭 | 作成日時：2019年6月12日 11時
