【声優】私が恋した文系声優【堀江瞬】

ろくぺーじ ページ7

pipipipi…


ベッド脇の棚にある目覚まし時計に起こされる。


時刻を見ると午前六時。


『んん…起きなきゃァ…』


「ん…？」


隣でもぞもぞと何かが動く。


『え、？』


布団を退かし、顔を見る。


そこにいたのは


『堀江さん…？』


「あ、Aちゃん、おはよ。」


憧れで大好きな堀江瞬が隣で寝ている。


『堀江さん、なんでここに？』


それが疑問で仕方ない。


「んー…昨日、疲れて寝ちゃった…」


『は、はぁ…あ、えっと、今日お仕事ですよね？』


ナ〇マル〇ンバツの収録は終了したはずだけど、


「んーん。今日はねぇ、おやすみなんだぁ〜」


ホワホワとした口調。


『そ、そうですか！じゃあ、ご飯作るので、ちゃんと起きてきてくださいね。』


なんかこれ…


『ちょっと。夫婦みたいですね…』


何気なく言った言葉だったが、言ってから理解をすると、顔が熱くなる。


『ほ、堀江さん？！ごめんなさい！
あの、どうか、気を悪くなさらない…で？』


さっきから無言のホリエル。


「え、あ、大丈夫デス…」


布団から顔を出す堀江さんの顔や耳は、確かに真っ赤に染まっていた。

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