___夢を叶えて___second (ページ31)

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71 御幸side ページ31

風桐「あれ、御幸さん？お久しぶりです。」

空汰の病室から風桐が出てきた

御幸「おう、空汰は？」

風桐「中いますよ。最近調子いいんですよ。」

御幸「そっか、ちょっと安心した。」

風桐「まあ熱はあるんですけどね。」

きっと雨にあたったからなんだろうな

風桐「あいつ、御幸さんのこと待ってますよ。早く行ってやってください。」

御幸「おう、悪いな。お前は？部活？」

バスケ部のジャージを着てるからたぶんそうだ

風桐「はい、空汰のこと頼みすね。」

頼まれるほどの器わ持ち合わせてねえけど

御幸「おーう。お前もしっかりな。」

御幸「空汰？」

久しぶりに来たこの部屋

相変わらず目が回りそうなほど白い部屋だ

『え、御幸先輩、ですか？』

御幸「他に誰がいるんだよ(笑)」

『だって、ずっと来なかったじゃないですか！ｹﾎｯｹﾎｯ』

御幸「はっはっは！痛いとこつくなあ！あんまり叫ばない方がいいんじゃねえか？」

『本当のことでしょう(笑)栄純めっちゃうるさかったんですよ(笑)』

御幸「あいつは仕方ねえな！」

『あー！俺も野球したいー！』

御幸「じゃあ、早く治さねえとな！」

昼まで2人でずっと話した

不思議と気まずさはなくて

何でもっと早く来てやれなかったのか

不安にさせちまったのか

そんなことも思ったけどこれでよかったのかもしれない

思ったより元気そうなあいつに安心した

.*･ﾟ

『ｹﾎｯｹﾎｯｯｺﾎｯｯっう____ｺﾞﾎｯｺﾞﾎﾟｯ____』

風桐「空汰………よかったのか？」

『んッッ、心配、かけ、なんないっし、ｹﾞﾎｯ』

風桐「………あんま無理しねほういいべ。」

『へーきｯｺﾎｯｯあきは、むり、でも、ｯﾊｱｯｹﾎｯ、オフまでにはもど、るからｹﾞﾎｯｺﾞﾎｯ』