___夢を叶えて___second

51　貴方side ページ11

※日にちのズレなどあるかと思いますが、ご了承ください。

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あれから数日

明後日は稲実との決勝

薬師戦のとき倒れて
目が覚めてからは本当に辛かった

熱が39℃くらいってのがずっと続いて
息苦しいし、胸は痛いし、吐き気が止まんないし

今はちょっと楽

熱も37℃ちょっとしかないから

でも、源にもいっぱい迷惑かけた....

きっと、先輩達にも倒れたとき迷惑かけてる....


ガラガラ(ドア

風桐「空汰？起きてる？」

貴方「源、おはよｹﾎｯｹﾎｯ」

風桐「おぅ、具合は？気持ち悪いとかないか？」

貴方「ん、へーき....源、ごめんねｺﾎｯｹﾎｯ」

風桐「....謝んなよ。空汰は悪くないし....俺がしたくてしてることだからさ！」

貴方「でも....俺、いっつも迷惑かけてばっかで...先輩達にも.....大会中なのに、3年生は最後なのに.......」

風桐「空汰........」


貴方「俺.....もう、やだ....ｳｯ....どう、せ治んないならｯﾋｯｸｯこん、な苦しいｯｯ治療、もｯｯ止めたい、よ..ﾋｯﾋｯ.....結局、みんなに、迷惑、かけｯｯてるだ、けｯｯｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ....(ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ」涙


泣いたらもっと源に迷惑かけちゃう

泣き止めよ....

なんで止まんないんだよ.......涙 。



風桐「__空汰__」ﾌﾜｯ


あれ？なん、だろ.....

すごく、あったかくて....優しい


俺、今、源に抱きしめられて.........



風桐「空汰。俺はさ、空汰が大切なんだ。だから......ずっと一緒にいたい。迷惑とか一度も思ったことない.....」

貴方「ちがｯｯお、れはｯﾊｧﾊｧ.いっぱい、めい、わく、かけｯｯたｯｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ.ﾋｭｰﾋｭｰｺﾞﾎｯﾋｭｯﾋｭｯ」

風桐「そんなことない、大丈夫、大丈夫だから。」



源は子供をあやすみたいに
背中をトントンって、優しく叩いてくれた



風桐「きっと、みんな同じ気持ちだよ。俺も、先輩達も。空汰のことが大切なんだ。......でも空汰が治療止めたいなら、俺は止めない。もう、十分頑張ってるよ。だけど........」



少しの静寂



風桐「........だけど、諦めんなよ。......空汰は絶対、絶対、治るから。だから、俺のこともっと頼れ。我慢すんな。辛いときは辛いって、苦しいときは苦しいって言え。俺がお前を支えるから。
俺がずっと一緒にいてやるから。俺はいなくなんないから。」



俺はもう意識が朦朧としてた

だけど、これだけは伝えたくて

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