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し「話は戻るけどその許婚の相手とはもう何百年も前の話でまだ俺は結婚もなんもしてへんのやけどな」
何百年も前って志麻さんは私より少し年上とかにしか見えないのに一体何歳なんだと思った
『何百年も前の話ってことは何かあったんですか?』
素直な疑問をぶつけてみる。そんな前の話なら何かあった以外考えられない
し「ご名答!さすがお嬢様!やっぱ血は引き継いでんねんなー」
『え?』
血を引き継いでる。志麻さんは私の親を知っているのだろうか。それとも…
し「まぁまぁ、あとでわかるで。で、なんでまだ結婚もなんもしてないかは、相手の方で突然人間が襲ってきたんや。何百年も前は吸血鬼狩りみたいなんやってたからな。あー、思い出しただけでゾッとするわ」
こちらとしては志麻さんの存在事態ゾッとするんですがなんて心の中で呟いた
し「ほんで、襲われる前に許婚であった娘を助ける為にある能力を使ってん。それは俺も俺の親でもできひんやつで吸血鬼を人間に生まれ変わらせる能力やねん」
『結局親御さんは…』
し「頑張って戦って命からがら逃げて今は俺の家の隣に住んどるわ」
少し安心した。だってまたその親子は会える可能性はあるからそう思ったのもつかの間
し「ほんで、生まれ変わるには何年も時間かかるし見た目も変わってるやろうからわからん。だから生まれ変わらせる前にあるマークを2つ、つけてん。俺にもあって反応するようになってんねん」
そう言って志麻さんは手首と首のほくろを見せる
『えっ、ちょっとまって、それって…まさか』
し「そのまさかやで。あ、ちなみに俺のこの顔にあるまぁ人間からしたらほくろのやつは俺ら一家の紋章みたいなもんやねん。で、お嬢様の紋章が
俺と同じ手首と首のマークやねん」
信じられない。私はただの平凡な人間で、そんな階級の上な吸血鬼でもなんでもない…はずだ
『ま、待ってください!偶然ですよそんなの…しかも私吸血鬼じゃないですし!』
し「だからマークつけたんや。ほんまにそうかわかるようにな。万が一違ったら俺も今の話も忘れるわ。とりあえず手首貸してみ」
そう言って志麻さんの首に私の手首を近づけ、私の首に志麻さんの手首を近づける。すると
みるみるうちに志麻さんの首元と私の手首のほくろが紫色に光った。気がつくと私の首元と志麻さんの手首は黒に光っているようだ
し「な、そうやろ?やっと見つけたで、お嬢様』
そう言った瞬間急に睡魔が来て私は意識を失った
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