兄貴の愛はデカい ページ22
次の日の朝、智はとても眠かった
眠いというのはいつもと変わらないことだが
昨日、二宮と意見を出し合いながら
演技対決のための台本を作っていたからだ
二宮は見た目とは裏腹に演技となれば
熱い男になる、それだけ演劇が好きなのだろう
そんな二宮を智は尊敬するようになっていた
斗｢智！！おはようーー...ちゅうしてもいい?｣
朝から元気よく智の部屋に現れ
イケメンを無駄使いする兄の斗真
昨日は遅くまで撮影だったはずなのに
なぜ元気があるのだろう
智｢...おはよう、ちゅうなら女優さんとでも好きなくらいしてろよ兄ちゃん｣
斗｢さ、ささ智！？最近冷たくない??｣
智｢...別に｣
智はそういうと斗真の横をすり抜け、階段を降りていく
自分の弟である智が最近冷たくなっている
現状に頭が追いつかない斗真
昔はあんなに俺にベッタリだったのに！
俺のこと好きだったのに！と心の中で叫ぶ
...まて、そういえばばあちゃんがいってたな
昨日の帰り智、珍しく遅かったって
.......今日、収録の合間に智の高校に行こうかな
＿＿＿＿＿
雅｢さとちゃん！！おはようー｣
智｢まーくん、おはよ｣
いつも通り雅紀が家に迎えに来て学校に向かう
雅｢さとちゃん、昨日の二宮先輩との打ち合わせどうだったの?｣
雅紀はあの後、バスケ部を見学し
早くチームに慣れるように練習してから帰ってきたため
昨日の智と二宮がとても気になる
智｢...かずくん演劇好きなんだなってすごい伝わってきて｣
雅｢うん｣
智｢自分も負けずに頑張らなきゃって思った｣
智の目はとてもキラキラと輝いている
雅｢...さとちゃんはさ、ただ顔が濃いイケメンのために演劇部入りたいの?｣
智｢...｣
雅｢俺、最初は入るの反対してたけど今さとちゃんの顔見てさ反対なんか出来なくなったよ…｣
智｢...｣
雅｢そんな顔するってことはさ他にも理由があるからじゃないのさとちゃん?｣
先程まで歩いていたペースを遅める
智｢まーくんはやっぱり気づいちゃうんだ｣
智は雅紀を見ながらいつもより困った顔で
ふにゃっと笑う
智｢...母ちゃんと父ちゃんが演劇を通して出会ったっていうから、気になっちゃってさ、それに...｣
雅｢さとちゃん...?｣
智｢ううん、なんでもない！
ただ演劇はやりたいってのは
本気だよ！｣
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娜覩稀 - はじめて読みました。更新停止中になっていますが、続きが楽しみにしています。 (2021年3月13日 23時) (携帯から) (
レス) id: f3c5bb2111 (このIDを非表示/違反報告)
猫 - とても面白いです。更新待ってます(´・ω・｀) (2020年4月25日 23時) (レス) id: 1f998c4aa8 (このIDを非表示/違反報告)
あずは - はじめまして この話にハマってしまいました！ 今はまだ投稿しているんでしょうか？ もしよかったら続き出して欲しいです^_^ (2020年4月25日 3時) (レス) id: 30c3577cb7 (このIDを非表示/違反報告)
ブエナ(プロフ) - すふれさん、はじめまして♪ブエナです。面白くて、好きです♪ (2018年2月18日 11時) (レス) id: 53b826961f (このIDを非表示/違反報告)
すふれ(プロフ) - ふじさん» 私も青愛され好きです、文章構成がおかしいかも知れませんが最後までよろしくお願いします！！ (2017年12月20日 17時) (レス) id: 913d4062c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すふれ | 作成日時：2017年12月17日 11時
