【募集企画】東方幻想記録物語 15巻

ここでの初めての友達　沖田佐久 ページ37

走って行ったら、1人の人が刀を持って練習？してた。

邪魔しちゃ悪いかな？

そんなことを思いながら、草むらに隠れる。

一応気配は消してたはずなんだよ？

なのに、気付いてるみたい。

すごいなぁ。

とりあえず、出よう。そう思って、草むらから出た。

そしたら、僕のことを睨む少女が居た。

え？怪しんでる？

『えっと…怪しい者じゃないから、刀を降ろして欲しいなぁ…なんて？』

そう言う。でもまぁ、僕も腰に刀をさしてるんだけど。

言えた義理じゃないよねぇ。

そんなことを考えていたら、彼女が、

「…申し訳ない、反射的に貴方に剣を向けてしまい…。」

なんて、謝ってくるもんだから、びっくりだよ。

でも、そのびっくりしたのを隠しつつ、微笑む。

『いやいや、大丈夫だよ〜！物陰から見てた僕も悪かったしさ…！』

そう言えば、少し困惑したみたい。

「えつと、私の名前は天宮蒼。貴方の名前を伺っても良いか…？」

『うっ、うん！大丈夫だよ！えっと、僕の名前は沖田佐久。宜しく…！』

そう言って、一礼した。でも、刀向けられたの久しぶりだったし、

顔強張ってないといいけど､､､。そんなことを思った。

彼女も、一礼してくれた。とても綺麗な礼だった。

彼女もどうやら、剣関連に関しては知識があるらしい。

とても盛り上がった。

そしたら、蒼くんの知り合いらしき人が来て、

大決闘祭？というのをやってると聞いた。

あそこなら、誠も居るかもね。

そんなことを思いながら、蒼くんと、アンラさん？

について行った。

これからの、ワクワクを隠して。

決闘日和の朝　桜井美咲→←剣と刀と友人と…　天宮蒼

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