好きになる確率、30パーセント。 (ページ1)

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今日は待ちに待った入学式。

ずっと夢見てた第一志望の大学の学生になれるんだ！

余裕を持って1時間前に到着。

結構早めに来たつもりだけど、既に沢山の新入生がいた。

人気大学なだけあって、会場のキャパがすごい。

「学部学科関係ないのでどんどん前から席を詰めてくださーい！」

案内係の人の指示に従って、列に並び座っていく新入生たち。

「次の方から後ろの列になりま～す！左側から詰めてください」

ちょうど私の前で前の列がいっぱいになって、その後ろの列の一番左の席に座った。

"Aブロックの前から10列目の一番左だよ"

上の階の保護者席にいるお母さんにそうLINEして携帯を閉じた時だった。

「初めまして、経済学科のチョンホソクです！きみは？」

隣の男の子が声を掛けてきた。

「初めまして！文学科のイAです。よろしくお願いします。」

「同い年だし、タメにしよ？よろしくねAちゃん！」

笑顔が可愛い。

とにかく元気。

怒ったことなさそう。

これが、ホソクの第一印象だった。