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iw「……何が可笑しい」
「いやあ、皆さんお強いなあと思って」
明らかに気色ばんだAceの声にもFは動じない。
その余りの余裕に、Fが何かとっておきを隠しているのかと、彼等は警戒を強めた。
「ほら、私はもう何も出来ません。さっさと殺したらどうです?」
dt「……ずいぶん諦めがいいな」
「だってもう無理でしょう」
抵抗する素振りを全く見せないFに警戒心を抱きながらQueenが問いかけた。
ab「十年前、クスリの売人夫婦をある殺し屋に殺害させたのはお前か」
「十年前、」
Fが鼻で笑った。思わずJackが一歩前に出たのを隣にいたKingが静かに制するも、彼だって拳をきつく握りしめていた。
「そんな昔の事覚えてると思います?」
ab「……警察一家を殺害させたのは」
「十年前ですか? そんな事があったような気もしますけどねぇ、忘れました」
mg「てめえ、」
iw「Luna、」
「ああそうだ、その子の家族は片付けましたよ。それは認めてあげます」
ru「っ……!」
kj「Blanc……」
「ははっ、皆さん何かしらの恨みは持ってるんですかね。怖い怖い」
震えたBlancをSoleilが優しく宥めるのを見て深澤が思った事を、Fが口にした。
「こんな最低な男が仲間の父親だったんですよ? どう思います?」
fk「……っ」
「彼は私と昔から繋がっていて、貴方達が私を恨んでいる事を知りながら貴方達の傍にいた。そうやってずっと面白がってたんですよ、仇が傍にいるのに気づかない哀れな貴方達を」
fk「!?」
唐突に出鱈目を並べ始めるFに深澤は反論しようとしたが、先に口を開いたのはJokerだった。
sk「面白くない嘘つかないでくれる?」
ab「その話が本当だったらそいつは一人で乗り込んだりしねえんだよ」
Queenの援護もあってあっさり論破されたFは再びくすくす笑い始めた。
「やっぱり騙されないですか、仲間思いで素晴らしいですね」
kj「……何やねんお前」
iw「さっきから何がしたいんだよ」
自分の身を守ろうともせず、何か仕掛けてくる訳でもないと思えば、適当な話をでっち上げて下手な騙しを図る。
Fの意図が読めずに「Team S」は困惑した。
「……別に、ただの暇潰しですよ」
その言葉で彼等はますます分からなくなった。
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長谷川遥香(プロフ) - 完結したけど続きでリクエストバージョンも見たいです！ (2022年1月3日 21時) (
レス) id: 3679b26edd (このIDを非表示/違反報告)
雷(プロフ) - ものすごくおもしろくて、一気読みもしたのに誤って低評価を押してしまいました…！本当は心からの高評価です、おもしろかったです！嫌な気持ちにさせてしまったらすみません…！ (2020年10月14日 22時) (レス) id: 02bdc07e91 (このIDを非表示/違反報告)
kjars8888888(プロフ) - やっぱアジさんの裏稼業が最高だな！！ (2020年9月21日 23時) (レス) id: 55f2f63f60 (このIDを非表示/違反報告)
mgrwtnb(プロフ) - 完結おめでとうございます！最後まで涙が止まりませんでした。これからも応援してます! (2020年9月17日 20時) (レス) id: 1e6ed00ec9 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - 完結おめでとうございます。とても面白く、更新を毎日楽しみにしていました。これからも応援してます！ (2020年9月15日 22時) (レス) id: afba355943 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜
| 作成日時：2020年8月29日 15時
