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佐久間と目黒は再び顔を見合わせた。ラウールが心を開いてくれた喜びと共に困惑も共有した。
sk「……いいよって言って良いかな」
mg「俺が言うよりましじゃないすか」
sk「でもこういうの決めるのってふっかだよね? それかせめて照」
mg「……勝手に決めても許してくれる気はするけど」
本当はラウールをここに住ませてやりたい。しかしこの二人に決定権があるとは思えない。
それに、だ。
mg「一緒に住むって事は……「Team S」に入るって事?」
sk「それやばくない? 殺しやらせるって事!?」
mg「それはだめ」
sk「え、じゃあラウールおうちに返す?」
mg「それもやだ」
sk「じゃあどーすんの!?」
佐久間がパニックに陥った時、ドアが思い切り叩かれた。
目黒が飛び退くと同時に入ってきたのは出勤中のはずの深澤だった。
fk「ラウールがいな……ラウールいた!! あーよかった……!!」
部屋にラウールがいなかった事に焦っていた深澤は、彼の姿を見て安堵した。
しかし他の三人の頭には疑問符しか浮かばない。
mg「ふっかさん今日出勤ですよね?」
fk「客来なさすぎて閉めた」
sk「お前Barでもさぼんのかよ!?」
fk「阿部ちゃんが言い出したからいいだろ!? ってか出勤しないお前に言われたくない!」
mg「でもめっちゃ良い所に来た」
sk「そうじゃん! ふっか天才!!」
fk「何が!? ってか褒めるか貶すかどっちかにしろ!?」
テンポよく進む会話の隙を突いてラウールが思い切って口を開いた。
ru「あの!」
fk「ん?」
ru「お願いが、あります」
sk「……自分で言う?」
ru「はい……自分で言わせてください」
ラウールの返事を聞いた佐久間は目黒の隣に移動した。
大きく深呼吸をした後、ラウールは口を開いた。
ru「……ふっか、さん」
fk「お!? ……はい、何でしょう」
突然の砕けた呼び方に深澤は舞い上がりそうになったが、すぐに表情を引き締めた。
ru「僕をここに住ませてください」
お願いします、とラウールが深く頭を下げる。突然すぎる展開に深澤は佐久間達を見た。
佐久間も目黒も両手を合わせている。深澤はそれを見てなんとなく察した。
fk「……いろいろあるのか」
ru「……はい」
fk「じゃあ……いいよ」
ru「ありがとうございます!!」
ラウールの、佐久間と目黒の顔が晴れた。しかし目黒の顔は再び曇る。
mg「……仕事は?」
fk「させない、犯罪ダメ絶対」
深澤は即答した後、あ、と付け足した。
fk「させないけど……協力して欲しい事はある」
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怜(プロフ) - 如月ﾖｼﾉ。さん» ありがとうございます! そうですめめです! ゆっくりですがこれからもお付き合いよろしくお願いいたします! (2020年7月16日 21時) (
レス) id: 03141f9b41 (このIDを非表示/違反報告)
如月ﾖｼﾉ。(プロフ) - 移行おめでとうございます！次の加入組はめめですかね？今後の展開も楽しみにしています！ (2020年7月13日 0時) (レス) id: 3bc10946d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜
| 作成日時：2020年7月12日 15時
