Luna ページ27
これが「Team S」としての初戦であり復帰戦だった。
集団で戦う事に慣れていない彼はリハビリも兼ね、従来通り一人で行かせてほしいと申し出た。
そのため現場の倉庫には彼一人。車内では司令塔としてQueen、万が一に備えてAceとSoleilが待機する。
今日の仕事はここで行われる取引を妨害し、受け渡される予定のクスリを強奪して依頼人に渡す事。
クスリさえ手に入ればそれでいいので誰も殺す予定は無い、はずだった。
取引が始まったのを見計らって、潜んでいたLunaが男達を仕留め始めた。
想定よりも人数が多かったので、彼は左手にも銃を握って足を狙った。
その時誰かが『
mg「……殺っていいっすか」
ab《いいよ、仕方ない》
正体を突き止められた事に変わりは無い。ならば生かしてはおけない。
彼は狙いを足から頭に変え、容赦なく銃弾を浴びせ始めた。
相手も銃を持っていたので、コンテナに身を隠しながら相手の隙を突いて素早く弾丸を撃ち込む。
背後で聞こえた微かな音を逃さず、隠れた瞬間視界に入った敵も撃ち抜く。
奇襲を仕掛けても効果は無い。極限状態で戦ってきた、気配に敏感な彼の目を逃れるのは至難の業。
ab《あと3人。そこから7時、9時、2時》
Lunaの背中側には
左手の銃が背後の敵を仕留め、視界に入った敵には右手の銃が火を噴く。
背後の敵に関してはノールックで狩った。これで全員か。
kj《え、やばい、めっちゃ格好ええねんけど》
ab《まずスーツ姿が絵になるよね》
褒め言葉をどうしたら良いか分からず、イヤモニの声を無視して目的の物を回収する。
その時突然足首を掴まれた。虫の息が残っていたらしい男が命乞いを始めたのだ。
助けてくれ。何故俺が殺される。その言葉でLunaは、男の前にしゃがみ込んで銃口でこつん、と男のこめかみを突いた。
さぞかし
mg「そんなの自分で考えれば。俺より出来の良い頭持ってんでしょ」
答えを聞く前に彼はこめかみを撃ち抜いた。
生かしてもらおうだなんて甘い考えの奴は、彼が最も嫌う人種である。
Luna＿＿Ren Meguro
「Team S」が誇る最強のガンマン。独学でありながら、業界でもトップレベルの腕前の持ち主。「Team S」とタピオカに出会って人生が変わった。
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怜(プロフ) - 如月ﾖｼﾉ。さん» ありがとうございます! そうですめめです! ゆっくりですがこれからもお付き合いよろしくお願いいたします! (2020年7月16日 21時) (
レス) id: 03141f9b41 (このIDを非表示/違反報告)
如月ﾖｼﾉ。(プロフ) - 移行おめでとうございます！次の加入組はめめですかね？今後の展開も楽しみにしています！ (2020年7月13日 0時) (レス) id: 3bc10946d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜
| 作成日時：2020年7月12日 15時
