. ページ9
『…どうなった？』
さっきからミンギュの目が動揺している
MG「扉、」
『え？』
MG「扉に、鍵かけられた」
『え、鍵って…』
MG「内側からかけられてる
なんでだろ、外からかければ
俺たちは絶対逃げられないのに…、」
『わざわざ内側から鍵をかけたの？
鍵かけた人は？』
MG「どっか行ったよ、窓から飛び降りて」
『そしたら私たちもそこから、』
MG「ダメ、その窓から人が降りたなら
そこはもう 知られてる出口でしかない」
『そっか、』
もう一つ、出口を探さなきゃならない
MG「とりあえず、もう時間がない…、」
『しょうがないよ
もう出る？ここから』
MG「えっ？！」
『そんなに驚かなくても良いじゃん。』
MG「だってまだ一週間どころか数日しか経ってないし
情報も少なすぎるよ？」
『だからって一週間ここで律儀に座って
殺されるのを待つわけにはいかないでしょ』
MG「それもそうだけど…」
『なら明日、起きたら作戦たてよう、
どうせ殺されるならカッコ悪くても
最後の悪足掻きぐらいしてみよう』
MG「格好いいね、キミは」
[キミ]
『…、ありがとう』
MG「なんでそんなに悲しそうな顔、」
不思議と、
ミンギュとは初めて会った気持ちにならなかった。
昔はミンギュに名前を呼ばれてた気がする
多分、だけど
『もしここから出られたら、
いつかまた 私の名前呼んでね』
MG「え、？」
『それまでに思い出しておくから』
MG「あ、うん…」
『さ、寝よ
明日は私たちの記念すべき日か、
命日になるかもね』
MG「そんな怖いこと言わないで…」
『ごめんごめん、
おやすみ』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 166人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
hopeebullet(プロフ) - 読む専ペンギンさん» ご指摘ありがとうございます！申し訳ありませんでした。只今解除致しました。 (2022年9月1日 12時) (
レス) id: 6c1801e180 (このIDを非表示/違反報告)
読む専ペンギン(プロフ) - コメント失礼いたします。ｎｍｍｎの二次創作になりますので至急オ.リ.ジ.ナ.ル.フ.ラ.グ解除をお願いいたします。違反になってしまいます。解除後はこちらのコメントを削除していただいて問題ありません。 (2022年9月1日 11時) (レス) id: 5278ac0ee2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：遺 | 作成日時：2022年8月30日 20時
