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深澤 side
カンファも無事終わり、
またみんなぞろぞろ作業に取り掛かる。
俺はその足でAの部屋に向かった。
｢A〜？あらら、｣
A｢ﾋｸｯ…んっ…ふっ、が、ぜんぜ｣
｢そーんな泣いて〜、泣いてたなら教えて？｣
布団にぽすっと座って羽織をぎゅっと握り
ボロボロと泣いているA。
…わざわざ可愛いお出かけ用の靴下を履いている事に気づいたけど、これ以上指摘するのも可哀想でやめた。
近寄って頭を撫でると、
A｢ふぇ〜(泣)、ゲホッ、んん！｣
｢ん、行きたかったのね。気持ちはよーく分かる。でも昨日もお話したでしょ？｣
んんー！と首をぶんぶん振って嫌がるA。
A｢やだぁ、、ｸﾞｽｯ｣
｢嫌だね、でも今日はお留守番なの、
俺もお留守番だよ？｣
A｢っ、べちゃん！！｣
｢うん、阿部ちゃんと康二は行っちゃうけどあっちにラウも翔太も居るよ？｣
A｢やだぁ！！！！いぐのぉ(泣)｣
ぎゃんぎゃん文句言うくせに、
その気持ちが収まらなくてまたうえーんと泣くところが不謹慎にも可愛いくて。
｢あいあい、今度ね｣
取り繕おうが、相手をしようが今のAには逆効果。このまま興奮させすぎて発作なんて起きようもんならそれはまた別問題になる。
｢あ、そうだ、じゅっちゅ飲む？｣
A｢んっ、ふぇ、のむぅ、(泣)｣
｢はぁい(笑)｣
ふえふえしながらジュースには反応するA。
じゃあ取ってくるね、なんて言えば普段は着いてくると言うのに今日はぐすぐすしながらわかったぁ、なんて言ってくれて。
___違和感だと、感じなかった。
｢いい子に待っててね｣
そう言って、俺は当直室の予備の冷蔵庫までAの大好きなジュースを取りに行った。
ジュース片手に1度ナースステーションに顔を出すと翔太から朝めめに言われたICUからの移動の子の話を再度されて、そうだった、と思い出す。
｢あー、これAに渡してから行くわ｣
渡｢ちゃんと来てくださいね？俺先行ってます｣
｢行きます〜わりぃ、よろしく。｣
翔太に先に行って貰うことにして、
そしたらラウにちょっと微熱の子の話をされて…
時計は確認してなかったけど、
康二と阿部ちゃんが近くの公園にお出かけに行って1時間は経っただろう頃合。
Aと離れて、さて、何分か。
｢…いない、｣
Aの部屋は、もぬけの殻だった。
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違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はる - 初コメ失礼します!!この小説大大大大大好きです!!これからも頑張ってください!!応援しています!! (1月14日 12時) (
レス) id: 41084e4d77 (このIDを非表示/違反報告)
mai(プロフ) - わぁー更新されてめちゃくちゃ嬉しいです😆💕これからの更新楽しみにしてます🎵 (2022年9月6日 19時) (レス) id: 7ea359306a (このIDを非表示/違反報告)
(ゆうか(プロフ) - ほんっとに大好きな作品で今まで何度読み返したことか、、、無理せず更新してくださったらめちゃくちゃ嬉しいです＾＾気長に待ってます！ (2022年9月5日 12時) (レス) id: f04232b068 (このIDを非表示/違反報告)
かってぃー(プロフ) - 初期から読ませて頂いてる者です、、hopeが更新されてて五度見くらいしてしまいました….ほんっっっとに嬉しいです、大好きな作品です(T_T)お身体に気をつけて無理せず更新してくださったらとっても嬉しいです…!!!1番 (2022年9月3日 11時) (レス) id: dbf97b5281 (このIDを非表示/違反報告)
maru_(プロフ) - 菜々さん» ただいまです！！！！ (2022年9月2日 20時) (レス) id: 8a37c499f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：maru_
| 作成日時：2020年8月26日 0時
