hope〈6〉

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深澤 side


佐「こーじがやってくれたの？」


向「でも発信はAやねんで？ふっか先生との手持ち花火楽しくてもっかいやりたい〜って言っとったから、」



「本当に？」


まさか、こんな幸せな計画を立ててくれてるとも知らずに。


A『たのしかったぁ♪』


ニコッと笑うAが愛おしくて、
抱きしめると、



A『あ！こぉじくんにも！』



どうやら康二にも描いたのを思い出したようで、
するりと俺の腕から抜けていく。




目「まぁそんな日もありますよ、」


「慰めんな…」



肩をトン、と叩かれた。


めめの反対の手には、不器用ながらにも作られたハガキいっぱいの花火と。
俺の手にも、ハガキいっぱいの花火。




向「えぇ！ホンマにくれるん！？」



海「あげる！ありがとぉ！」



A「ありがとこぉじぃ！！」



向「康二くん、な？(笑)」



康二のちょっと黒く汚れた手。




あー、もう、


全て許せてしまう。






「飾ろ、」



デスクの上にまたひとつ宝物が乗った。







岩「さて？深澤さん。」



「…わかってますぅ」



岩「よろしい(笑)」



放棄していた仕事を始めようとふと重なる資料を持ち上げる。






佐「…いや俺康二にも妬いてるし。」



目「それは大人気なさすぎっす(笑)」




…俺たちももう少し大人にならなきゃいけないのかもね。






海「じゃあいこっか！」



A「うん！」






「手を繋ぐ必要性ぇぇ！」



岩「ねぇうるさい、(笑)」




俺たちの戦いはまだまだ続く。







なんちゃって、




end.

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