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岩本 side


Aがふっかの事を呼んでいるのに、
殆ど反応していないからやばいなと思った矢先。



ドンッと鈍い音をたててふっかが椅子から
倒れ落ちた。



運悪く、俺とは反対側に倒れたから俺の手も阿部の手も届かず…



「っ、ふっか、ふっか聞こえる?」




深「ハァハァ…っ、」




顔を歪めて苦しそうにしてるけど若干反応はあるから完全に気を失った訳じゃなくてちょっと安心。




「ん、よかった。運ぶから揺れるよ」




Aの大っきい泣き声も聞こえてるけどそれよりも先にふっかを、と横抱きにして裏から処置室に運んだ。




「うーわ、」




熱を測れば案の定39度…


最近働き詰めだったし、
疲れてたからやっぱり休ませればよかったな。




眠ってしまったふっかにの腕に点滴だけして後はゆっくり休ませれば大丈夫なはず。









ガラガラ、




目「…大丈夫っすか?」




そっとドアが空いて見れば、目黒の姿が。



「うん、疲労だろうから」




そう答えたら小さくあ、ならよかったっす、と言った目黒はそのままじーっと俺を見てきた。





ん?







「こっちは大丈夫だけど?」







目「あの、Aちゃんなんすけど…」




Aの名前を出されてハッと思い出した。




あの時、そう言えば居て、








────そうだ。ふっかが倒れるところを見たんだ。





「大丈夫?」




目「…いいすか?」





ふっかがAの名前に反応して起きてしまったら…なんて考えたのか外に出て、という合図と俺は取って
処置室前に出た。





廊下に出て気付いた。





「待って、これ?」



目「はい」




かなり遠くから、それなのにめちゃくちゃでかい声で泣いてる子がいる。





「行くわ、てかふっか見張っててくんね?」



目「分かりました」




ふっかもふっかで休めって指示を聞いてくれないからとりあえず目黒に任せて俺は足早に泣き声のする方に向かった。

3→←寂しさと恋しさの一騎打ち



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離音(プロフ) - 初コメ失礼します。いつも楽しく読ませていただいています!ところで作者さん,リクエストって大丈夫でしょうか? (2020年9月28日 9時) (レス) id: 1c102abba4 (このIDを非表示/違反報告)
maru_(プロフ) - あんこさん» なるほど…Twitterに載せている作品は本当に短くて、小ネタで、こちらに載せると批判来そうな((お話なんですよね...ちょっと検討してみます。申し訳ないです。 (2020年8月13日 11時) (レス) id: 8ada8a04c8 (このIDを非表示/違反報告)
maru_(プロフ) - みぃさん» ありがとうございます!Twitterのフォローもありがとうございます!!これからも頑張ります!! (2020年8月13日 11時) (レス) id: 8ada8a04c8 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ(プロフ) - いつも楽しく拝見しています!私は学生なのでTwitterが制限がかかっていて使えません...毎日この時間にチェックするのが日課なので、こちらで公開していただきたいです。無理を言っているのは重々承知なのですが、是非ご検討お願いします。 (2020年7月22日 23時) (レス) id: 8f336da196 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - いつも楽しく拝見させていただいています!Twitterフォローさせていただきました!お話を考えるのは大変だと思いますが頑張ってください!応援しています! (2020年7月21日 19時) (レス) id: b77df3a831 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:maru_ | 作成日時:2020年6月23日 22時

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