hope〈3〉

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mki side

いつもと変わらん夜ご飯タイム。

ガシャン！


「っうぇ！？どこ？」


流星「こぉじくん？」


「あぁ声おっきくてごめんな？これ今度零さんように気ぃつけて、ちょっと俺見てくるわ」


お箸の練習中の流星が残り僅かだった汁物を零したから拭いて、ちょっと食べるのを手伝っていた時に近くの病室から大きな物音がした。


外に出てみれば、同じく気になったのか出てきてる
めめの姿が。


目「あっちすか？」


向「多分、でも向こうから確認お願い」


二手に分かれて一つ一つ病室を覗いていく。
先生達はミーティング中やし、阿部ちゃんは大部屋の食事介助中。


どこや、



目「康二くん！！！」


反対から病室を確認していためめが、
俺の名前を叫んだ。



「、」


慌てて向かえば、そこは
Aの病室で。



Aの傍によるめめと、
ただ立ち尽くす〇〇さん。


無惨にも食器はトレーごと倒されとって、
Aはそんなぐちゃぐちゃな食器を見つめて、



震えていた。




向「〇〇さん一旦戻って、」


〇「っでも、」


向「ええから！」





どうしてこうなったとか、
なんも分からんけど。






目「Aちゃん、」


A『…っぅ、…』


向「…火傷してへん？痛くなかった？」




刺激しないように。




優しく声をかけたんやけど、



A『っ、…ﾊｧ…ﾋｭｯ』


向「めめ、先生に連絡して」


目「はい、」


向「びっくりしたな、俺と一緒にゆっくり息吸お？」


A『ｯﾊｧﾊｧ…ﾋｭｰ…ｯ』


向「ゆっくり、すー、、はー、、」



過呼吸を起こしてしまったAの
呼吸を落ち着かせながら先生が来るのを待った。

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