hope〈3〉

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fk side


〇「っ…ﾋｸｯ…ｽﾞｽﾞｯ…」


舘「ふっか、」



「…もういいから、」




勘弁して、ほんと。




「カルテちゃんと見た？メモ取った？子供に優しくしようって心はあったの？」


〇「…、」


「…ここにいる子達の方がよっぽど限界なんだよ。
毎日毎日辛い治療に耐えてさ、外でも遊べないしゲームも出来ないし」



「俺らも、看護師だって、辛いな辞めたいなっていくらでもあんのよ。…でも、本当に辛いのは俺らじゃないでしょ？」


「出来ない自分が嫌なら出来るようになる努力をしなきゃだめなの。それが出来ないなら、もう看護師やめな」



机を叩いたから慌てて舘さんが止めに来てくれたけど。



悔しさと、


苦しさと。



これ以上話すことは何も無いし、
ここにいても仕方ないと思い俺は
先に休憩貰うとだけ言って仮眠室に向かった。



ーー


dt side


ふっかって説明するように怒る人だから、
怒鳴り声を初めて聞いて俺も驚いた。


〇「もう、私…」


「うん。辞めたいなら辞めな」


冷たいとかではない。


子供達を守るため。



向「…」


「康二、じゃあさ、コンビニでAにゼリーかなんか買ってきて。」


向「はい」


とりあえず全員自分の心が落ち着かないと
まともに子供達に接することが出来ないと思うので
康二にはコンビニ、ふっかは休憩に行かせた。



、



阿「まだ聞かない方がいいですか？」


目「…」


「…そうだね、明日の全体ミーティングで話すか申し送りに書くからそれ見てもらえれば」


阿「分かりました」


目「はい」



色々あった間にその他のことをしてくれてた2人に感謝しつつ、俺は自分のイラつきを誤魔化すために申し送りを書きながらコーヒーを一杯飲んだ。

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