hope〈3〉

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fk side


舘「あ、ふっか」


俺らの椅子らへん、要はナースステーションの奥で
舘さんと康二、〇〇さんが立っていて、〇〇さんはもう既に泣いていた。


舘「さっき俺らに話したこと、1から話して。」


舘さんと俺が交代する。


すれ違った時に何も言わないってことは、
普通に怒って構わないってことだと思う。


照と舘さんに怒られてるんだろうけど。



なるほどな〜その為の康二か。


みんなちゃんと考えてんのな、なんて
ちょっと感心した。


「で？何があったんですか。」


〇「…私が、Aちゃんの…っ」


〇「…トレー、を…」


向「ちゃうやろ、全部って言われたやん。」



こういう時絶対口を挟まない康二が言葉を
投げた事に驚いた。


でも、まあまあなんて言葉は俺は出せなくて。


〇「っ…その、…Aちゃんが」



「Aが？」



〇「…私の事、嫌いって」


向「だから…そうやないって…」



「康二ありがと、ちょっと座ってな？」



話を全て知ってるからそうやって話すことに不満が募って、ボロボロ泣き出した康二を一旦遠ざける。

…何となく、康二の姿を見て俺のイライラも募ってきてるのは分かってる。
優しい康二がここまで怒って、歪んだ回答に心を痛めて、、


「で？嫌いって言われたの？」


〇「…違います」


「…そう。じゃあなんでああなったの？」



〇「…手を、」


「手？」


〇「…手を、叩いて…しまって…Aちゃんの」


「…」


〇「言う事…聞いてくれなくて、それで、」



「もういいや。」



いいよ、もう。




〇「…もう、限界で、」



「何が限界だよ！！！！」



いけないと分かってたけど、

抑えきれずに机をバン、と叩いた。

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